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2021.02.28

SEO

検索順位が上がらない原因に!ダメなSEO対策を徹底解説

ビジネスにおいて「SEO対策」という言葉は一般的になり、多くのウェブ担当者や企業経営者がSEO対策を勉強してWEB制作を行なうようになりました。サイトに検索キーワードを多く散りばめたり、外部リンクを多数貼り付けたり……しかし、そんな努力のかいもなく、「検索順位が上がらない」という悩みを持つ人は少なくないようです。

実は、ひと昔前とはGoogleの検索順位に対する評価の仕方は大きく変わっており、以前は成功した方法が現在では逆効果になるケースも多くあります。

今回は、検索順位を上げられないダメなSEO施策の紹介と、効果的なSEO対策について解説しましょう。

Googleの評価ポイントを理解しよう

SEOとは「検索エンジンの最適化」を指します。

クローラーと呼ばれるGoogleのロボットが毎日世界中のサイトをクロールしており、クローラーがそのサイトに多く訪れるほど評価は高まります。そこでクローラーに高く評価してもらうため、自サイトに呼び込む対策を取るのがSEO対策です。

検索順位が上がらない原因の大半は、SEO対策について正しく理解できていないことです。たとえば、よくいわれるSEO対策として「検索されているキーワードをたくさん使う」「他サイトからの被リンクを増やす」といったものがありますが、単純にキーワードをたくさん使えばよいかというとそうではありませんし、外部リンクを貼ってSEO対策する手法も現在では通用しなくなっています。

なぜならば、Googleのクローラーは機械的にSEO対策されたサイトを避けてウェブコンテンツそのものを評価するように、日々アップデートされているからです。過去に検索順位を上げる根拠となっていた「ページランク」の考え方もなくしてしまいました。

努力が無駄になるダメなSEO対策とは?

「定期的にコラムを更新しているのに順位が上がらない」「外部リンクを増やしているのに思うように結果につながらない」……多くの経営者やウェブマーケティング担当者の悩みは共通しています。

そうした悩みが生まれる原因の多くは、現在行なっているSEO対策が間違っていることです。

現在でも広く見られる、ダメなSEO対策を具体的に紹介しましょう。

ダメなSEO対策①かつてメジャーだった「被リンク対策」は逆効果!?

被リンクとは、外部サイトからたくさんの被リンクを受けるという施策です。「被リンク対策」や「外部リンク対策」、「外部SEO対策」と呼び名は様々で、SNSの「いいね」や「シェア」も外部リンクの一つになります。

被リンクは、以前は効果的だとされていたSEO対策です。しかし、現在では無意味、むしろ逆効果になってしまっています。

これには、被リンクがSEO対策として普及し、機械的に大量の被リンクを生成するような手法が蔓延したという背景があります。

結果、情報量が少なかったり検索キーワードの答えにならないような情報が載っていたりと、明らかに質の低いサイトが検索上位に多く上がってきたことで、被リンク施策を取るサイトの検索順位を下げるようなアルゴリズム変更をGoogleが行なったのです。特に悪質なパターンとしては、リンク先の運営会社にお金を支払うことで「リンクを買う」施策を実施する企業も出現し、そのような企業のサイトはペナルティを受けて順位が大きく落ちています。

Googleには被リンクが「意図的なものか」「自然的なリンクか」を見分ける力があります。

被リンク施策は一応、短期的な効果は出るかもしれませんが、ペナルティを受けるリスクを冒して被リンク対策に勤しむよりは、将来的にサイトや会社の信頼性向上につながる良質なコンテンツを増やす努力をしましょう。

ダメなSEO対策②コンテンツのタイトルにキーワードが使われていない

SEO対策としてのWEBコンテンツで同様に重要なのが見出し・タイトルの付け方です。よく見られるのは、せっかくターゲットキーワードを特定してコンテンツを作成しているつもりが、肝心のターゲットキーワードがタイトルに含まれていないケースです。

検索順位を上げるためには、コンテンツのタイトルにターゲットキーワードを入れるのは必須です。検索エンジンが何について書かれたコンテンツなのかを認識するうえで、タイトルは真っ先にチェックされるポイント。そこでキーワードがタイトルに含まれていないと、検索上位には表示してくれないのです。

ポイントとしては、タイトルの書き出しから28文字以内にターゲットキーワードを入れることです。Googleの検索結果表示の書き出しはタイトルから28文字で、以降は「…」の表示となるからです。

SEO対策のためにはできるだけ前の方にキーワードを置くことが大事ですが、一方で実際にユーザーが検索した際にクリックしたくなるタイトル付けも非常に重要です。28文字以内にキーワードを入れつつ、キャッチーなタイトル付けを意識しましょう。

ダメなSEO対策③ターゲットキーワードの盛り込みすぎ

タイトルや記事内にキーワードを入れることは重要ですが、テキスト内に検索キーワードを無闇に盛り込みすぎるのも禁物です。何度も同じキーワードが登場すると、読み手はクドさを感じてしまい、ページ離脱してしまいます。

さらに、検索上位のコンテンツにある一定数の「共起語」を盛り込むのもSEO対策に効果的です。

共起語とは、対策キーワードと一緒に使われることが多い言葉をいいます。

たとえば、「不動産投資 儲かる」で検索上位を狙いたい場合、「利回り」や「リスク」などワードがどのサイトでも共通して使われていることがわかります。

これらは一部ですが、ターゲットキーワードの共起語をあぶり出して、効果的に使用することでSEO対策になるのです。その際も、読んで違和感ないような記事であることは大前提で、SEO対策になるテキストに仕上げつつも文章としてのクオリティを損なわない高度な執筆技術が必要になります。

ダメなSEO対策④執筆・編集が未熟で読みにくい

SEO対策のためにコンテンツを作成する人の大半は、コンテンツのプロではありません。それはSEO対策の業者も同様です。結果、言葉や文章をユーザー向けのコンテンツとして適切に見せるサイトデザインができていない例が多く見られます。

見にくい・読みにくいコンテンツは、検索順位が低くなってしまいます。Googleのアルゴリズムでは、コンテンツの読みやすさは重要なポイントの一つだからです。

読みにくいコンテンツに多い共通点は、以下の通りです。

  • ・文字の色が目立たない
  • ・行間が詰まりすぎ
  • ・箇条書きや囲み内文字などで情報がまとめられていない
  • ・太字や色付き文字、アンダーラインといった強調デザインが施されていない
  • ・文字ばかりで画像や表が使われていない

読みやすいコンテンツを作れるのかどうかは、WEBメディアや雑誌、書籍の制作などにおける、コンテンツのプロとしての編集・執筆経験によって大きく差が出るポイントです。

ダメなSEO対策⑤コンテンツの信頼性が薄い

「WELQ(ウェルク)騒動」をご存知でしょうか?

DeNAが運営していたヘルスケア情報キュレーションメディア“WELQ”で、「肩こりは幽霊が原因」といった根拠に乏しい記事が大量生産され、それが明るみに出た事件です。

WELQでは、SEO上位の他サイトのコンテンツをリライトして記事を量産していたことで、エビデンス不明の記事が多数できあがってしまったのです。この事件をきっかけにGoogleはアルゴリズムを変更して、サイトの信頼性を重視する方向に舵を切りました。

きちんとした根拠を文中リンクなどで出して信頼性を高めるのは、コンテンツの質を高めるうえで非常に重要です。根拠となるソースも個人サイトなどではなく、官公庁の発表資料などの一次情報が望ましいでしょう。

ほかには、コンテンツの著者名やサイトの運営会社を明示することも、信頼性を高める効果をもたらします。

低品質なコンテンツを低コストで機械的に量産するより、しっかりとした質のコンテンツを一定数、確実に供給し続けましょう。

ダメなSEO対策⑥サイトに掲載している記事数が少なすぎる

どんなに素晴らしいコンテンツを一つ仕上げたとしても、それだけで検索順位を上位に引き上げるのは困難です。

コンテンツを増やしてWEBサイトの検索順位を上げるには、毎月10記事以上を継続して掲載するのが望ましいでしょう。

さらに、コンテンツマーケティングによるSEO対策で順位を確実に上げていくには、おおよそ1年ぐらいは期間がかかるケースが大半です。長い目で見た施策としてとらえる必要があります。

なお、記事をたくさんアップしているのにまったく結果が出ないという場合、一つひとつの記事の文字量が少なすぎるパターンがほとんどです。1記事あたり2000〜3000文字程度の文字量を、安定的に供給することが大事です。

検索順位を上げるには継続する根気が大事

SEO対策を意識したコンテンツマーケティングは、コンテンツの執筆を継続する根気が大事ですが、続けた結果として安定的な問い合わせの確保や広告費の削減、サイトの信頼性向上につながる、大変意義ある施策です。

ダメなSEO対策によって時間とコストを無駄にせず、正しいコンテンツマーケティングで成果を出しましょう。

参考:フォーウェイのブランディングサービスについてはこちらから参考:フォーウェイのブランディングサービスについてはこちらから

執筆者:仲山洋平(株式会社フォーウェイ代表取締役、編集者)

慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月にはエリアマーケティングに特化した出版社、株式会社パノラボを設立。

 

 

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