2022.11.28
Marketing, SEO
中小不動産会社の集客方法を紹介!営業代行や広告の効果は何%ある?
「今までいろいろな集客方法を試したけれど、どれが効果的か分からなかった……」このような悩みをお持ちの経営者は多くいらっしゃいます。
広告やチラシ、インターネットの対策など「これをやると良いよ!」と話には聞いていても、新しい施策を考えるのは難しいですよね。
本記事では不動産会社におすすめの集客方法や、役立つノウハウをまとめて紹介します。
新規顧客の獲得に力を入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
中小不動産会社が大手に勝てる集客の方法とは?
中小不動産会社が、大手不動産会社と戦うためには「自社の強みを活かした集客方法を考える」ことが重要です。 資金力や知名度などパワーのある大手不動産会社と勝負するためには、同じような広告やチラシだけでは勝てる可能性が低いです。 さまざまな施策を打つ際には、以下のようなポイントに力を入れてみてください。 ・役立つコンテンツを作って顧客に貢献する ・大手に負けない情報を集めて量で勝負する ・自社のメインエリアの情報を充実させる すぐに成果につながらないことでも「顧客のためになること」に注力して行動すると、会社のイメージアップにつながり、顧客からの信頼を得やすくなります。 また、一度に広範囲をカバーすると時間とコストがかかるので、まずは自社の周辺エリアに絞って情報を集めていくとよいでしょう。 最適な方法で集客活動を行えば、小さな不動産会社でも大手企業に勝てる可能性は十分にあります。不動産会社におすすめの集客方法
不動産会社におすすめの集客方法は主に以下の6つです。 ・営業代行 ・リスティング広告 ・ホームページ ・SNS ・ポータルサイト ・チラシ(ポスティング) どれか1つに絞るのでなく2~3種類を併用していくことがおすすめです。 画像や文章、動画などは作成したものを複数の媒体に使いまわすことも可能なので、効率よく展開していくとよいでしょう。営業代行
集客に力を入れたいけれど、何からやればよいか分からない方は「営業代行」を依頼するのがおすすめです。 営業代行というと「テレアポ」や「訪問営業」などが思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、依頼できる内容は多岐にわたります。 具体的には以下のような内容を依頼できます。 ・テレアポ ・訪問営業 ・リスト営業 ・顧客管理 ・社員教育 ・SNS市場調査 ・マーケティング戦略の選定 扱う作業範囲は代行会社によって異なりますが、自社の悩みを解決できるさまざまなサポートを行ってくれるケースが多いです。 自己流で施策を進めるよりも、専門家に頼んだほうが時間を無駄にせず売上を伸ばせる可能性があります。リスティング広告
「リスティング広告」とは、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を自動的に表示させる仕組みを持つGoogle社の広告のことです。 例えば「大学受験」と検索すると、自動的に「予備校・塾」などの広告が表示され、ユーザーがわざわざ検索しなくても商品を見つけやすくなっています。 広告を出稿する際は、自社で以下のような情報を細かく設定できます。 ・出稿期間 ・出稿する時間や曜日 ・表示させる地域 ・ターゲットの年齢 このような設定をすることによって「土曜日の夜に東京都でインターネットを見る男性」といった人物像を指定できるので、届けたい人に広告を見てもらいやすくなります。ホームページ
不動産会社が集客するうえで欠かせないのは、自社ホームページの強化です。 チラシや広告などで集客を行う際も、会社情報の紹介としてホームページは欠かせません。 ホームページから直接、集客を行う場合は「SEO」の施策が必須です。 具体的に行う内容としては、以下のようなものがあります。 ・サイトマップの設置 ・ページスピードの改善 ・内部リンクの設定 ・タグの最適化 ・有益なコンテンツ作成 自分で行うこともできますが、難しい作業も多いため「SEO専門会社」に依頼するのが得策です。 有益なコンテンツ作成としては、顧客にとって役立つ専門的な記事やTIPSなどを紹介すると効果的でしょう。 ▶️SEO対策のためのコンテンツ作成については、関連記事「SEO対策とは? 効果的な戦略の組み立て方と対策方法」もご覧ください。SNS
企業が集客を行う際に欠かせないのが、SNSの活用です。 代表的なSNSは以下の5つです。 ・Twitter ・YouTube ・Instagram ・Facebook ・TikTok これらのSNSを使って行う施策には、以下のようなものがあります。 ・SNSインフルエンサーマーケティング ・自社アカウントでの情報発信 ・SNS広告の運用 SNSは若年層に人気があるイメージをお持ちの方も多いですが、実際には幅広い年齢層が利用しています。 特に、中小企業のSNS運用は顧客と距離を縮めやすいのでおすすめです。 顧客との距離を近づけるためにはSNSの自社アカウントを運用するのが効果的です。 SNSごとに特性はありますが、企業ブランディングの一環としてTwitterならば代表者が情報発信し続けることで、一定のファンがつきます。 Instagramの場合は、企業の公式アカウントとして運用し、不動産情報を求めるユーザーが関心を持つような有益な情報発信を心がけましょう。ポータルサイト
不動産会社の集客で効果を上げやすい施策として「ポータルサイト」の活用があります。 ポータルサイトとは「インターネットの玄関口」のことで、不動産業界の代表格としては「SUUMO」や「LIFULL HOME'S」などがあります。 これらのサイトは非常に大規模なため、多くのアクセスが集まる点が魅力です。 ポータルサイトに掲載するとそこからの流入が期待できますが、掲載するには費用が発生することがあるので、事前にチェックしておきましょう。チラシ(ポスティング)
集客の方法として、チラシをポスティングすることも有効な手段です。 アナログな方法ですが、特にインターネットをあまり見ない年齢層には効果があります。 ターゲットとなるエリアの周辺に重点的にポスティングすることで、より高い効果を得られます。 チラシを作成する際には、見やすく、分かりやすいデザインにすることが重要です。 何種類か作ってみて反応の良いデザインを割り出し、繰り返しポスティングを行いましょう。営業代行や広告にはどのくらいの集客効果があるのか?
営業代行や広告運用では、どの程度の効果が得られるのでしょうか。 ・リスティング広告のCV率 ・折り込みチラシの反響率 ・営業代行の集客効果 具体的に解説していきます。 なお、どの施策を行った場合でも、効果が出るまでには一定の期間が必要です。 はじめの一か月程度で思ったような結果がでなくても、継続して経過観察することが大切です。リスティング広告のCV率
不動産のリスティング広告のCV率は「約2.4%」が目安と言われています。 あくまで目安の数値となるので、広告の内容や出稿のタイミングで一件ごとに結果は異なります。 CV率がアップし問い合わせが増えたとしても、成約につながるかどうかはまた別の話です。 広告で良い効果を得られても、受け入れ体制が整っていないと機会損失してしまう可能性があるので注意しましょう。 顧客がスムーズに、ストレスなく問い合わせできる導線を整えておくことが肝心です。折り込みチラシの反響率
新聞に折り込みチラシを入れた際の反響率は「0.01~0.3%前後」が目安と言われています。 つまり5万枚のチラシを配布した場合、5~150名程度の反響を得られる可能性があります。 数としては少なく感じてしまうかもしれませんが、紙媒体での集客は時代に流されずに成果を出せるひとつの方法です。 チラシの素材や形、デザインなどにこだわれば、より良い成果を出せる可能性もあるでしょう。営業代行の集客効果
営業代行を利用した場合の集客効果を、平均値として表すのは難しい場合が多いです。 どのくらいの集客効果があるのかは、依頼した会社(営業担当者)や内容によって異なるので一概には言えません。 一般的な営業代行を依頼した場合「成果報酬」と「固定報酬」に分かれています。 成果報酬の場合であれば成約しなければ料金が発生しないので、初期コストがかからず利用しやすいです。 固定報酬の場合は、費用対効果が得られるのかをシミュレーションしてから利用しましょう。パンフレットや書籍出版での顧客獲得
顧客との関係性を構築するためには、パンフレット等の営業ツールを活用することも効果的です。 「紙媒体」の信頼性は今もなお根強く、ほかの情報発信施策と比べると、情報量も豊富です。 営業マンが口頭ですべてを説明するのは大変です。 自社が顧客にアピールしたい内容をパンフレットで明確にアピールすることで、伝えたい情報を過不足なく伝えることができます。 書籍についても同様に信頼性ある媒体としてはほかの追随を許しません。 企業向けの出版社や出版プロデュース会社もあり、以前に比べると出版すること自体のハードルは下がっています。 ただし、書店で販売したり、新規顧客を集客したりと広告効果を期待するならば、きちんと書籍を流通・販売してくれる出版社を選ばなければなりません。 書籍を出版することで、契約につながる見込みの高い顧客が集客できたという事例も少なくありません。 ▶️出版による効果的なプロモーション方法については、関連記事「出版マーケティングの効果的なプロモーションとは? 広告手段も解説」を参考にしてください。顧客を獲得できている不動産会社の特徴
顧客を獲得できている不動産会社の特徴を紹介します。 ・口コミが良い ・オンライン・オフライン両方に対応している ・店舗の場所が分かりやすい ・営業時間が長い・いつでも開いている 成功している企業を参考に、自社でできる施策を取り入れてみてください。口コミが良い
売れている不動産会社の特徴のひとつは「口コミが良い」ことです。 不動産売買は顧客同士の「紹介」で繋がっていくケースも多くあるので、良い口コミを増やせば顧客の増加が期待できます。 友人知人からのリアルな口コミの他に、ポータルサイトの「口コミ欄」は顧客がよくチェックしている場所です。 良い口コミを書いてもらうためには、顧客に喜んでもらえる丁寧な接客をすることが重要です。 日頃から満足してもらえる接客を心がければ、自然と紹介も増えていきます。オンライン・オフライン両方に対応している
近年は「オンライン商談」を希望する方が増加しているので、こうしたニーズに対応できる企業が有利です。 いつでも顧客に対応できるよう、接続環境などを整えておくとよいでしょう。 オンライン商談が人気を集めている一方で、オフライン(対面)での説明を希望する顧客も一定数います。 どちらにも柔軟に対応できると、商機を逃しにくくなります。店舗の場所が分かりやすい
人気の不動産会社は、路面店や駅から近い場所など分かりやすい立地にあることが多いです。 立地の良い場所に店舗を出すのはコストがかかり大きなリスクにもなるので、一歩を踏み出せない人が多くいます。 しかし、知名度と信頼を一気に獲得したい場合は、実店舗の拡大も視野に入れてみましょう。営業時間が長い・いつでも開いている
顧客にとって、自分の好きなタイミング(時間)に対応してくれる不動産会社は非常に便利です。 夜遅くまで営業していたり、休日が少なかったりすると「いつでも相談できる」と感じ、顧客にとって頼れるお店になります。 ただし、この方法は自社スタッフにとっては負担になりすぎてしまうことがあります。 社員が気持ち良く働ける環境も大切なので、程よいバランスの営業時間を設定しましょう。うまく集客できないときは誰に相談すればいい?
「集客をがんばってもなかなか成果が出ない……」と、悩んだ際は以下の業者に相談してみてください。 ・コンサル会社 ・広告代理店 ・SEO対策会社 専門的な知識がないまま努力したとしても、時間を無駄にしてしまうことがあります。 多少費用がかかっても、適切なルートを示してくれる専門家に依頼することが業績アップへの近道と言えるでしょう。コンサル会社
「コンサル会社」では、専任のコンサルタントが経営者の相談に乗ってくれます。 「どういった方向性で経営を進めるのか?」「自社にマッチする施策は何か」など、経営者と話しながら、ベストな施策を決めていきます。 予算やかけられる時間などを把握した上で自社の状況にあう施策を提案してくれるので、失敗する可能性が少ないです。広告代理店
広告代理店では、リスティング広告やチラシの制作や配布方法、効果的なアプローチの仕方などを提案してくれます。 広告代理店はさまざまな企業の営業をサポートしていますが、不動産会社の広告を担当したことがある会社であればより安心して依頼できます。 過去の運用実績などをチェックして、信頼できそうな企業に依頼しましょう。SEO対策会社
SEOの施策を考えてくれる企業に依頼すると、自社ホームページから問い合わせが入るような施策を提案してくれます。 広告やポータルサイト、チラシなどは常にアプローチを繰り返さなくてはいけませんが、自社サイトは永続的に会社の財産となります。 そういった意味でも、自社ホームページのSEO強化は必ず行っておきたい施策と言えるでしょう。 ホームページ以外にもSNSや動画作成など、Web関連のことをまとめてお願いできる業者もあります。 新しい施策をはじめる前に、まずは自社ホームページを整えるところからはじめてみてはいかがでしょうか。不動産会社の集客の悩みは専門家に相談しよう
不動産会社の集客にはいくつかの方法がありますが、時期や内容によってその時々に最適な方法が変化していきます。 考える施策がマンネリ化してしまう人や、新しい知識を取り入れたい経営者の方は、迷わず専門家に相談しましょう。 フォーウェイでは、Webサイトの集客に困っている企業に向けて「無料SEO診断」を行っています。 自社サイトの課題を洗い出すことで適切な施策が考えやすくなり、やるべきことが明確になります。 不動産会社の集客率を上げたい方は、ぜひフォーウェイにご相談ください。 参考:フォーウェイのブランディングサービスについてはこちらから
執筆者:江崎雄二(株式会社フォーウェイゼネラルマネージャー)
福岡県出身。東福岡高校、山口大学経済学部経営法学科卒業。大学卒業後、月刊誌の編集者兼ライターに携わる。その後時事通信社での勤務を経て、幻冬舎グループに入社。書店営業部門の立ち上げメンバーとして活躍後、書籍の販売促進提案のプロモーション部を経て、法人営業部へ。東京と大阪にて書籍出版の提案営業を歴任し、2020年11月、株式会社フォーウェイに参画。グループの出版社、株式会社パノラボの流通管理も担う。
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