Column
フォーウェイは、コンテンツマーケティングで成果を出したい経営者・マーケティング担当者向けの情報を発信しています。
今すぐ自社サイトのSEOを改善させる方法から長期的なブランディングの考え方まで、
実際に弊社のサービスに用いているノウハウを惜しみなく開示します。
2026.04.01
AI時代ならではのブランディング戦略とは?企業出版で差をつける方法

近年、AIが企業のマーケティング活動に影響を及ぼしています。
マーケティング業務の効率化やコスト削減などの成果が得られる一方で、企業の発信内容が似通いやすくなっています。
そのため、独自性を打ち出しにくくなり、企業の魅力や取り組みが十分に伝わらないケースも少なくありません。
価格などの比較しやすい要素が前面に出やすく、価格競争に陥りやすい環境になっています。
こうした価格競争に巻き込まれることを避けるためにも、AI時代においてはデジタル施策とアナログ施策を併用し、自社の価値や考え方を多面的に発信することが重要です。
この記事では、AI時代ならではのブランディング戦略と、企業出版を活用して競合と差をつける方法について詳しく解説します。
目次【本記事の内容】
- 1.AI時代のブランディング戦略はどう変わる?
- 2.AI時代のブランディング戦略は「効率化」と「人間らしさ」の両輪
- 3.AI時代に効果が高いブランディング戦略の手法
- 3-1.書籍などの紙媒体の作成・配布
- 3-2.対面イベントの開催
- 3-3.DM・ポスティングの活用
- 4.AI時代の企業ブランディング戦略には企業出版がおすすめ!
- 4-1.専門性や実績を体系的に示すことができる
- 4-2.書籍という形式が信頼の根拠になる
- 4-3.長期的なブランド資産として活用できる
- 5.企業出版を活用したブランディング戦略の事例
- 5-1.自社の強みを明確にして差別化を実現した事例
- 5-2.書籍を活用して専門性を訴求し、事業拡大に成功した事例
- 5-3.経営者の考え方を可視化し採用拡大につなげた事例
- 6.【まとめ】企業出版でAI時代に埋もれないブランドを確立しよう
執筆者:仲山洋平(株式会社フォーウェイ代表取締役、クリエイティブディレクター)![]() 慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月には「日本の地域ビジネスを元気にする」というビジョンを掲げ出版社パノラボを設立。 |
AI時代のブランディング戦略はどう変わる?

近年、AIの発達により、企業の情報発信において次のようなことが起こっています。
- AIによるコンテンツ生成の一般化
- 広告最適化の高度化
- SNSアルゴリズムの進化
- 誰でも情報発信できる環境
こうした状況によって、企業は短時間で大量のコンテンツを制作し、データに基づいて高精度にターゲティングした広告配信ができるようになりました。
しかし、広告最適化が高度化するほど、勝ちパターンも似通いやすくなっています。
実際にAIや自動化の進展によって、これまで代理店任せになりがちだった広告運用を自社で内製化する動きも広がっています。
なお、こうした背景については、フォーウェイの出版事例『デジタル広告の内製化戦略~マーケティングはインハウスファーストの時代へ~』でも解説しています。
その結果、市場には複数の企業からの類似したメッセージがあふれ、価格やスペックなどの比較可能な要素によって購買判断されやすい状況になりました。
SNSアルゴリズムの進化によって、反応が取れる型が強化され、似た投稿が拡散されやすくもなっています。
AIによって業務効率は向上しましたが、ブランド本来の魅力や思想、歴史、企業の哲学といった本質的な価値が十分に伝わらない状況が生まれているのです。
だからこそ、AI時代のブランディング戦略では、デジタル技術の活用と並行して、自社の独自性や専門性を言語化し、一貫した形で顧客に伝える取り組みが求められています。
AI時代のブランディング戦略は「効率化」と「人間らしさ」の両輪

AI時代のブランディング戦略には、「効率化」と「人間らしさ」の両立が求められます。
まず「効率化」の観点では、広告の最適化やMA(マーケティングオートメーション)の導入、SNS運用、データ分析などを通じて、ターゲットに的確にアプローチする仕組みを構築することが必要です。
AIを活用すれば、見込み顧客の行動データをもとに接点を設けて、無駄のないマーケティング活動を行うことができます。
企業は限られた経営資源を有効に活用しながら、成果につながる導線を設計することが可能なのです。
一方で「人間らしさ」という観点も欠かせません。
企業の哲学やブランドストーリー、一貫した世界観、そして実際に触れたときに感じる体験価値は、AIでは代替しにくいものです。
顧客は、機能や価格といった要素だけで企業を選ぶとは限りません。
企業がどのような価値観を持ち、どのような姿勢で事業を展開しているのかも、長期的な取引や信頼関係においては重要な判断材料になります。
「効率化」によって適切な相手に情報を届けやすくなったからこそ、接点の中で企業の思想や価値観を明確に伝えることが重要です。
「効率化」と「人間らしさ」の両輪をどのように設計して統合するかが、AI時代のブランディング戦略の核心です。
AI時代に効果が高いブランディング戦略の手法

AIによって情報発信の効率は高まりましたが、「効率化」された施策だけでは企業の思想や姿勢が伝わりにくい場合があります。
そのため、あえて「手間がかかる」「思想がにじみ出る」「体験が残る」施策の価値が見直されています。
AI時代のブランディング戦略では、こうした施策をどのように組み込むかが重要です。
具体的には、次の3つの手法が挙げられます。
- 書籍などの紙媒体の作成・配布
- 対面イベントの開催
- DM・ポスティングの活用
以下で、それぞれどのような手法なのかを詳しく説明します。
◉-1、書籍などの紙媒体の作成・配布
AIが高度に発達した時代であっても、すべてをAIに置き換えられるわけではありません。
AIは情報の整理や構造化を得意としますが、「何を大切にするのか」「どのような思想に基づいて判断するのか」といった根幹は、人間の意思や経験に根ざすものです。
重要なのは、企業が伝えたい価値観や判断基準を一貫性のある形で表現できるかどうかです。
長年積み重ねてきた経験や実績、理念や哲学といった本質的な要素は、SNSやWebなどのデジタル媒体だけでは十分に伝えきれないことがあります。
その点、書籍は企業の理念やビジョン、価値観、取り組みを体系立てて整理し、論理的に示すことができる媒体です。
SNSでの発信は即時性に優れる一方で、どうしても情報が断片的になりやすい傾向があります。
一方、書籍は一冊の中でストーリーとして全体像を提示できるため、読み手は企業の背景や思想に触れながら理解を深めることが可能です。
その読書体験そのものが、企業への信頼感の醸成につながります。
さらに、書籍を通じて企業や著者の考え方に共感した読者がファンとなり、サービスの利用を前提とした高確度な問い合わせにつながるケースも少なくありません。
自社の戦略や哲学を明確に打ち出したい場合、書籍などの紙媒体を活用することは、一般的な広告経由の問い合わせとは異なり、理解度や関心度の高い質の良いリードを獲得しやすい有効なブランディング施策の一つといえるでしょう。
▶︎書籍出版の詳細については、関連記事【企業出版の効果とは?費用相場や成功のポイント、事例を徹底解説】もあわせて参考にしてください。
◉-1-1、フォーウェイの企業出版事例
実際にフォーウェイでは、不動産投資会社のブランディング強化を目的に、医師向けの企業出版を支援しました。
この不動産投資会社は、新規顧客の多くを紹介に依存していたため、受注までに時間がかかることや、医師層からの信頼獲得が課題となっていました。
そこで、不動産投資ノウハウや独自の資産運用スキームを体系化した書籍を出版し、専門性と権威性を可視化したのです。
その結果、発売1か月で書籍読者から複数の反響を獲得しました。
また、出版と連動した営業活動も功を奏し、医師による即決購入や大口成約につながるなど、6か月で約10億円の売上をあげることができました。

◉-2、対面イベントの開催
AIの活用が進み、情報発信が効率化している今だからこそ、「直接会う体験」の価値があらためて注目されています。
セミナーや講演会、パーティー、個別相談会といった対面イベントは、企業と顧客が同じ空間で向き合い、双方向のコミュニケーションを図れる貴重な機会です。
資料やデータだけでは伝えきれない企業の想いや姿勢、価値観は、言葉の選び方や立ち居振る舞い、場の雰囲気を通じてより具体的に伝わります。
参加者にとっても、登壇者や担当者と直接対話することで、その企業がどのような考えのもとで事業を展開しているのかを実感しやすくなります。
AIによる情報発信が当たり前になった時代だからこそ、直接会う体験はブランドへの信頼を深めるうえで、これまで以上に重要な役割を担っています。
◉-3、DM・ポスティングの活用
アナログ施策のDMやポスティングは、デジタル施策では得にくい接点の残り方をつくれます。
オンライン上の情報は便利な一方で、タイムラインや検索結果の中に埋もれ、流れてしまいやすい側面があります。
しかし、DMは物理的に手元に届くため、「受け取った」という事実が残り、再接触のきっかけになりやすいのが特徴です。
特にDMは、業種・役職など対象を絞り、内容やデザインに手間をかけることで「自分宛てのメッセージ」として受け取られやすくなります。
不特定多数に向けた広告と比べて自分ごと化されやすく、企業の姿勢や熱量が伝わる接点をつくりやすい点が強みです。
デジタル施策が一般化した環境において、あえて手間をかけて接点をつくることは、ブランドの印象を強める有効な手法となります。
AI時代の企業ブランディング戦略には企業出版がおすすめ!

AI時代の企業ブランディング戦略では、効率的なデジタル施策とあわせて、自社の思想や実績を明確な形にして提示する取り組みが重要です。
そうした具体策の一つとして、企業出版(ブックマーケティング)が注目されています。
書籍という形式を活用することで、企業の考え方や姿勢を対外的に示すことが可能です。
企業出版をブランディング戦略に組み込むことで、競合との明確な差を打ち出す基盤を構築できます。
企業出版がもたらす具体的なメリットは、主に次の3つです。
- 専門性や実績を体系的に示すことができる
- 書籍という形式が信頼の根拠になる
- 長期的なブランド資産として活用できる
以下で、詳しく見ていきましょう。
◉-1、専門性や実績を体系的に示すことができる
書籍という形に情報をまとめることで、企業の取り組みや実績、経営者の考え方を一貫した構成で伝えることができます。
SNSなどによる日々の情報発信では、どうしてもテーマが分散し、背景や思想まで十分に伝わらない場合があります。
一方で、書籍は、全体像を前提から順を追って提示できるのが特徴です。
企業がどのような課題意識を持ち、どのような戦略で事業を展開してきたのか、結果としてどのような成果を上げてきたのかを、論理的な流れで示すことが可能です。
読み手は断片的な実績ではなく、企業の思考や判断基準まで理解したうえで評価できます。
専門性や実績を体系的に示すことは、価格やスペック以外の軸で選ばれる企業になるための重要な要素です。
書籍を読んでもらうことで取引先との共通認識ができていれば、初回商談の説明も短くなります。
◉-2、書籍という形式が信頼の根拠になる
書籍は、企画・編集・制作といった工程を経て発行され、記載された内容は物理的な形で残り、広く流通します。
Web上の情報は、随時更新できるのが一般的です。
しかし、書籍は一度発行されると内容を簡単に書き換えることができず、発行時点の内容がそのまま形として残ります。
つまり、自らの考え方や実績を書籍として公にすることは、記載内容に関して長期にわたって責任を持つことになるのです。
書籍は一過性の情報発信ではなく、企業の考え方を形として残す媒体です。
こうした特性から、書籍を出版するということが企業の信頼の根拠となります。
◉-3、長期的なブランド資産として活用できる
企業出版の特徴は、発行後も継続的に活用できる点です。
書籍は書店やオンライン書店で流通し続けるだけでなく、営業活動やセミナー、商談、採用活動など、さまざまな場面で企業の思想や実績を示す媒体として活用できます。
広告は出稿している期間に対価を支払うことで、接触を生み出す仕組みです。
一方で、書籍は発行後も、企業の考え方をまとめた資料として残ります。
企業の判断基準や事業の方向性が一冊に集約されているため、必要な場面で繰り返し提示できるのです。
書籍は、一過性の施策ではなく、長期的に機能するブランド資産となります。

企業出版を活用したブランディング戦略の事例

ここでは、企業出版を活用したブランディング戦略の成功事例として、次の3つを紹介します。
- 自社の強みを明確にして差別化を実現した事例
- 書籍を活用して専門性を訴求し、事業拡大に成功した事例
- 経営者の考え方を可視化し採用拡大につなげた事例
以下で、それぞれの事例について詳しく見ていきましょう。
◉-1、自社の強みを明確にして差別化を実現した事例
法人保険代理店の経営者が、ブランディングによる差別化を目的として書籍を出版しました。
保険業界の現状と問題点についてまとめ、今後の保険代理店経営に必要な考え方について持論を展開しました。
成果に応じて給与が決まる「成果報酬型」が当たり前だった保険業界で「一律報酬型」に変えることを提唱し、自身の保険代理店で実践して業績が向上したことを紹介したのです。
出版後は、業界内での知名度が向上し、保険会社から講演の依頼を受けたり、紹介者が増えて保険契約数が伸びたりするなどの効果につながりました。
【事例コラム】大口案件の集客、人材採用、大手企業からの講演依頼!出版ですごいことになった保険代理店
◉-2、書籍を活用して専門性を訴求し、事業拡大に成功した事例
独立して事務所を開設したばかりの公認会計士が、認知拡大を目的に書籍を出版しました。
書籍の中で、自らの海外勤務経験による知見と専門性を体系的にまとめ、海外進出を検討する法人向けに、国際税務の課題や解決策を分かりやすく紹介しました。
その結果、メディア露出が増加して専門性が広く認知され、「海外進出支援の専門家」としてのポジションを確立。
認知拡大とともに依頼件数も増えて事業面でも成果につながりました。
【事例コラム】出版をきっかけにメディア取材が続々、著名人との対談も実現!”海外進出の第一人者”のポジションを得た公認会計士
◉-3、経営者の考え方を可視化し採用拡大につなげた事例
湘南エリアを地盤とする建設会社の経営者が、自社のブランディングと人材採用強化を目的として書籍を出版しました。
自身の仕事に対する考え方や創業ストーリーをまとめて、「この会社で働きたい」と思ってもらえるような内容にしました。
その結果、書籍出版をきっかけに複数メディアからの取材依頼があり、地域内での認知度が一気に向上。
人材採用については、事前に書籍を読んで面接に臨む求職者が増え採用率が向上しました。
また、ブランディング効果も予想以上で、業界内で一目置かれる存在になりました。
【まとめ】企業出版でAI時代に埋もれないブランドを確立しよう
本記事では、AI時代における差別化戦略として、企業出版を活用したブランディング手法について解説しました。
AIを活用したマーケティングは今後さらに高度化し、情報発信の効率や精度は一層高まっていくでしょう。
しかし、誰もが同じツールを使える時代においては、同質化も同時に進みます。競合と似た戦略を取るだけでは、持続的な差別化は実現できません。
だからこそ重要なのが、企業出版を通じて自社の理念や思想、価値観を体系的に社会へ提示し、ブランドの軸を明確に打ち出すことです。
書籍という形で発信することで、企業の本質やストーリーを一貫性をもって伝えることができ、長期的な信頼形成につながります。
フォーウェイでは、書籍を活用した「ブックマーケティングサービス」により、ブランディング強化や売上向上を支援しています。
企業出版(ブックマーケティング)というアナログ施策と、SNSやクラウドファンディングなどのデジタル施策を連動させることで、認知拡大・売上向上・採用強化といった具体的な成果創出を目指します。
AI時代に埋もれないブランドを確立するためには、自社の思想や戦略を明確な形で社会に提示することが不可欠です。
「自社の理念を社会に広く発信したい方」「AI時代に選ばれるブランドを築きたい方」「企業出版に興味がある方」は、ぜひフォーウェイまでお気軽にお問い合わせください。

この記事をご覧になったあなたにおすすめのコラム
-
【新刊発売】『「正解のない時代」の資...
2026.03.02NEWS
-
【企業インタビュー】循(めぐ)る体、...
2025.01.30Interview
-
パンフレットを広告として有効活用する...
2024.08.29Branding, Marketing
-
薬機法(旧薬事法)の規制を遵守しながら...
2025.01.23Branding, Marketing
-
結果を出す不動産会社のマーケティング...
2024.10.01Marketing
-
YouTubeチャンネル開設のやり方を解説!...
2023.04.05Branding, Marketing

