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Column
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2025.01.30
Interview
【企業インタビュー】循(めぐ)る体、めぐる命ーー生涯薬を使わない健康づくりにサプリメント事業で挑む
健康食品やサプリメントが市場にあふれる中、商品に込めた確かな哲学で支持を集める企業があります。
「株式会社健将」です。同社の代表取締役を務める箕浦雅子さんは、薬剤師であり、食養アドバイザー、さらに三児の母という多面的な役割を担っています。
本インタビューでは、同社の歩みと事業の背景について話を聞きました。
インタビュイー/ 箕浦 雅子様(株式会社健将 代表取締役社長、薬剤師、食養アドバイザー) 【プロフィール】 福岡県福岡市生まれ。薬剤師、食養アドバイザー。 三児の母であり、両親の会社を継ぎ経営者となる。チョコレ ート嚢胞(子宮内膜症)破裂により両卵管を一部切除。子どもは望めないと言われるも、自然妊娠にて三児を授かる。両親の影響で幼い頃より食養に触れていたが、自身の入院をきっかけに真剣に学ぶように。 様々なセミナーや書籍を通して人生哲学を学ぶなか、易経に出会い、今までの学びと食養の関係が腑に落ちる。現在、学校薬剤師として小学校でお酒とたばこの話や薬物乱用教室を行う。 食の大事さ、子育ての楽しみ方、夫婦円満の秘訣などセミナーも開催。母から継いだ「体の基礎を整える」サプリメントを販売しており、自身も愛用。 著書に『ラクに楽しくいい子が育つ10のルール』(パノラボ)。 |
インタビュアー/執筆者: 仲山洋平(株式会社フォーウェイ 代表取締役、クリエイティブディレクター) 慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月には「日本の地域ビジネスを元気にする」というビジョンを掲げ出版社パノラボを設立。 |
◉「薬は毒」母から受け継いだ哲学
箕浦さんが健康食品事業に携わるようになった背景には、母親から受け継いだ哲学がありました。
「母は薬剤師でしたが、薬を使うことには慎重で、『薬は毒だから、自分では飲むな』と教えられました。その言葉がずっと心に残っています」。
母親が始めたサプリメント事業は、薬に代わる新しい選択肢として「体の基礎を整える」ことを目的に開発されたものでした。箕浦さんはこの事業を引き継ぎ、さらなる発展を目指しています。
「母がミネラル不足を解消するためにサプリメントの研究を始めたのが47年前。そして昭和53年に商品化が実現。その後納豆菌、黒焼き玄米などのアイテムが増えていきました。その後、私も薬剤師としての知識や経験を活かしながら、この事業を広げる努力をしています」。
◉商品のテーマと哲学
株式会社健将の商品開発には、箕浦さんの信念が色濃く反映されています。そのキーワードは「循り(めぐり)」です。
「体が循ることで健康が保たれます。栄養や代謝が循るだけでなく、心も体も整うことで、人生そのものが良い方向へ循環します」
と箕浦さんは話します。
現在企画中の新ブランドのテーマもこの「循り」に根ざしているそうです。海外市場を視野に入れた越境ECの取り組みでは、「長く飲み続けても副作用がない」という絶対条件を守りつつ、納豆菌を活用し、めぐる体作りができる高品質なサプリメントを展開予定です。。
「納豆菌は、タンパク質や脂肪の分解を助ける酵素を多く出します。また、安定性が高いので品質の維持が容易です。うちのサプリメントは長期間飲んでも体を傷めることがありません」。
◉未来の健康をつくる「ママの楽笑アカデミー」
現在箕浦さんが力を注いでいるのが、「ママの楽笑(らくしょう)アカデミー」という社団法人です。この取り組みは、健康管理を必要とする女性たちに向けて、知識とサポートを提供することを目的としています。
「女性の体が冷えると、不妊のリスクが高まり、子どもにも影響が出ます。若い世代の女性たちに向けて、体の巡りを良くするためのサポートをしたいと考えています」
さらに、若年層向けの新ブランドも立ち上げ中です。その背景には、健康食品に対する若者の関心を高めたいという思いが込められています。
「中学生くらいから『肌』や『体調』に関心を持つ子が増えています。そういった子どもたちに気軽に手に取ってもらえるよう、デザインやコンセプトを若者向けに刷新しました」。
◉医薬品卸売業から健康食品へ、転換を見据える経営者の目
グループの長年の主力事業であった医薬品卸売業について、箕浦さんは「いずれは手放すかも」と考えています。その理由は、業界の構造的な変化にあるといいます。
「薬は国が価格を決めているため、利益を出すのが難しくなっています。医薬品業界は、メーカーが直接病院に納入する方向へと移行しています」
医薬品業界全体の変化を冷静に分析しつつ、箕浦さんは健康食品事業に注力し、ASEAN諸国への進出や越境ECを通じて新たな市場での可能性を広げています。
◉「健康な体が揺るがない人生をつくる」
箕浦さんが提案する健康とは、単なる体調管理に留まりません。それは、揺るがない”基盤”をつくることだと話します。
「病気になったときに立ち直れる基盤があるかどうかが重要です。基盤が整えば、たとえ、がんにかかっても元に戻れる可能性があります。サプリメントはそのための一助として提供しています」。
箕浦さんの哲学は、長年の実績と経験に裏打ちされています。薬剤師としての知識、経営者としての判断力、そして一人の母としての実感。それらが融合し、同社の商品と事業の原動力となっています。
◉循る未来へ――箕浦雅子さんの挑戦は続く
インタビューの最後に、箕浦さんは「循る」という言葉に込めた想いを次のように語りました。
「体が傾けば、心も傾きます。人生は循りそのもの。私たちは、良い循りを生むお手伝いをしたいと考えています。健やかな未来を、共に創りたいですね」
健康食品やサプリメントの世界で、確かな哲学を持ち挑戦し続ける箕浦雅子さん。その姿勢は、業界にとどまらず、多くの人々の健康な未来を切り開いていくことでしょう。
【インタビュー企業のご紹介】 社名:株式会社健将 事業内容:医療用医薬品の卸売販売/健康食品企画製造販売 代表者:代表取締役社長 箕浦 雅子 会社URL:https://www.generic.co.jp/company/ 書籍(Amazonページ):https://www.amazon.co.jp/dp/491078604X/ SNS:https://www.instagram.com/mako_ruri/ Youtubeチャンネル: https://www.youtube.com/@%E5%81%A5%E5%B0%86%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97 |
