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2026.05.11
Marketing
【事例あり】クロスメディアマーケティングとは?手法やメリット、成功させるポイント

インターネットの普及やデジタルメディアの拡大により、顧客はテレビやWeb、SNS、紙媒体など複数のメディアを行き来しながら情報を収集し、購入判断を行うようになりました。
たとえば、SNSで商品を知り、口コミサイトで評判を確認してから、最後に公式サイトで購入するといった行動も一般的になりつつあります。
こうした環境においては、単一のメディアだけで顧客の行動を促すことは難しく、複数の接点を前提としたマーケティングが求められます。
複数のメディアを連動させて顧客との接点を増やすクロスメディアマーケティングは、企業の認知拡大や購買促進につながる重要な戦略です。
この記事では、クロスメディアマーケティングの具体的な手法やメリット、成功させるポイントについて解説します。
目次【本記事の内容】
- 1.クロスメディアマーケティングとは
- 1-1.メディアミックスとの違い
- 2.クロスメディアマーケティングのメリット
- 2-1.顧客接点を増やして認知を広げられる
- 2-2.メディアごとの特性を活かした情報発信ができる
- 2-3.メディア横断のデータを分析して施策を改善できる
- 3.クロスメディアマーケティングの手法例
- 3-1.SNS×Webサイト
- 3-2.広告(Web広告)×ランディングページ
- 3-3.イベント×SNS
- 3-4.書籍×SNS
- 3-5.書籍×セミナー
- 4.クロスメディアマーケティングを成功させるポイント
- 4-1.ターゲットを明確にする
- 4-2.カスタマージャーニーを設計する
- 4-3.メディアごとの役割を設計する
- 4-4.一貫したメッセージで情報発信する
- 4-5.データ分析とPDCAで施策を改善する
- 5.書籍を活用したクロスメディアマーケティングの事例
- 5-1.書籍出版とオウンドメディア、SNSの相乗効果でリピート率が向上した事例
- 5-2.書籍・Web広告・LPを連動させて会員獲得につなげた事例
- 5-3.書籍出版をきっかけにマスメディアでの認知拡大につながった事例
- 6.【まとめ】クロスメディアマーケティングでビジネスの成果を高めよう
執筆者:江崎雄二(株式会社フォーウェイ取締役マーケティング統括)![]() 福岡県出身。東福岡高校、山口大学経済学部経済法学科卒業。大学卒業後、月刊誌の編集者兼ライターに携わる。その後時事通信社での勤務を経て、幻冬舎グループに入社。書店営業部門の立ち上げメンバーとして活躍後、書籍の販売促進提案のプロモーション部を経て、法人営業部へ。東京と大阪にて書籍出版の提案営業を担当し、2020年11月、株式会社フォーウェイに参画。2023年9月取締役就任。グループの出版社、株式会社パノラボの流通管理も担う。 |
クロスメディアマーケティングとは

クロスメディアマーケティングとは、テレビやWeb、SNS、紙媒体など複数のメディアを相互に連動させながら顧客を次の接点へ誘導し、認知拡大や問い合わせ、購買といった行動につなげるマーケティング手法です。
具体例として、SNSからWebサイトに移動し、メルマガ登録をしてセミナーに申し込む、商品を購入するなどの流れが挙げられます。
顧客は一つのメディアだけで意思決定を行うのではなく、複数の接点を通じて情報を確認しながら判断を行うため、企業は各メディアを連携させて行動の流れをつくる必要があります。
メディアごとに役割を持たせながら、顧客を段階的に導く点が特徴です。
◉-1、メディアミックスとの違い
メディアミックスとは、テレビやWeb、雑誌などの複数メディアで同じ、または類似したコンテンツを展開し、認知度を高める手法です。
たとえば、テレビCMとWeb広告など、複数のメディアに同時に露出させることで、多くの人に同じ情報を届けられます。
しかし、基本的に各メディアは独立して機能するため、メディア同士を連動させて顧客を次の接点へ誘導する仕組みは含まれていません。
一方でクロスメディアマーケティングは、各メディアを連動させながら顧客を別のメディアへ誘導し、最終的な行動につなげることが特徴です。
つまり、メディアミックスが露出の拡大を目的とするのに対し、クロスメディアマーケティングはメディア間の連携によって顧客の行動を促す点に違いがあります。
クロスメディアマーケティングのメリット

クロスメディアマーケティングの主なメリットは、次の3つです。
- 顧客接点を増やして認知を広げられる
- メディアごとの特性を活かした情報発信ができる
- メディア横断のデータを分析して施策を改善できる
以下で、それぞれどのようなメリットなのかを見ていきましょう。
◉-1、顧客接点を増やして認知を広げられる
企業はテレビやWeb、SNS、紙媒体など複数のメディアを活用することで、顧客との接点を増やすことができます。
接点が増えることで、これまで情報が届かなかった層にも認知を広げることが可能になります。
また、メディアごとに接触するタイミングや状況が異なるため、継続的に顧客の目に触れる機会を確保できる点も特徴です。
◉-2、メディアごとの特性を活かした情報発信ができる
各メディアには伝え方や役割に違いがあり、そうした特性を踏まえることで情報の伝達力が高まります。
たとえば動画は視覚的に訴求でき、Webサイトは詳細な情報を提供することが可能です。
メディアごとに情報の見せ方を変えることで、顧客は認知から理解、比較検討へと段階的に理解を深めていくことができます。
◉-3、メディア横断のデータを分析して施策を改善できる
複数のメディアを活用することで、顧客の行動データや反応データを横断的に取得することができます。
こうしたデータを分析することで、どのメディアが認知や問い合わせ、購買に影響しているのかを把握することが可能です。
さらに、メディアごとの成果を比較することで、効果の高い施策に予算やリソースを集中させることができます。
分析結果をもとに施策を見直すことで、マーケティング成果を高められます。
クロスメディアマーケティングの手法例

各メディアの特性を踏まえて組み合わせることで、認知から購買までの流れを一貫してつくることができます。
主な手法は次の5つです。
- SNS×Webサイト
- 広告(Web広告)×ランディングページ
- イベント×SNS
- 書籍×SNS
- 書籍×セミナー
以下で、それぞれの手法について詳しく見ていきましょう。
◉-1、SNS×Webサイト
SNSで商品・サービスの情報を発信し、興味を持ったユーザーを自社Webサイトへ誘導する手法です。
SNSは拡散力が高く、多くのユーザーに短期間で情報を届けられる点が特徴です。
Webサイトでは詳しい情報や導入事例、問い合わせページなどを用意し、検討を進めるための情報を提供します。
SNSで接点をつくり、Webサイトで理解を深めることで、問い合わせや購入といった行動につなげることができます。
▶︎SNS運用の詳細については、関連記事【【保存版】SNS運用とは?手順や失敗例、集客につなげる運用術を解説!】もあわせて参考にしてください。
◉-2、広告(Web広告)×ランディングページ
Webの検索広告やSNS広告を活用して、商品やサービスに関心を持つ可能性が高いユーザーにアプローチする手法です。
広告をクリックしたユーザーを専用のランディングページに誘導して、商品の特徴やメリットを簡潔に伝え、問い合わせや資料請求へとつなげます。
広告で興味を喚起し、ランディングページで行動を後押しすることでコンバージョンにつなげます。
▶︎広告手法の詳細については、関連記事【広告手法を徹底比較!デジタルからDMまでマーケティングのメリデメを解説】もあわせて参考にしてください。
◉-3、イベント×SNS
イベントやセミナーの開催前にSNSで告知を行うことで、参加者を効率的に集めることができます。
SNS上で情報が拡散されることで、これまで接点のなかった層にも認知が広がります。
イベント当日の様子や参加者の声を発信すれば、リアルタイムでの話題化も可能です。
さらに、イベント後も情報発信を継続することで、次回の集客や継続的な関係構築につながります。
◉-4、書籍×SNS
インターネット環境が整った現代では、多くの企業がSNS(X、Instagram、Facebook、YouTubeなど)を活用して情報発信を行っています。
書籍とSNSを組み合わせることで、出版前から読者との接点をつくり、認知や関心を高めることが可能です。
書籍の制作期間中に専用のSNSアカウントを立ち上げ、制作過程や著者の考え方を発信することで、読者の興味を継続的に喚起できます。
こうした情報発信を通じて関係性が形成されると、出版時にはすでに一定の関心を持つ層が存在する状態をつくることができます。
また、SNS上でストーリー性のある発信を行い、その続きとして書籍を提示することで、読者の関心を自然に購買へとつなげることも可能です。
このようにSNSを活用することで、認知拡大にとどまらず、読者との継続的な関係構築や信頼形成につながります。
◉-5、書籍×セミナー
書籍とセミナーを組み合わせることで、内容を具体的に伝えながら顧客との接点を強化することが可能です。
出版後に書籍のテーマをもとにセミナーや講演を開催すれば、参加者は著者の考えやノウハウを直接理解でき、書籍だけでは伝えきれない内容まで深く把握することができます。
このような接点を通じて理解が深まることで、書籍の購入やサービスへの関心につながります。
また、制作期間中からセミナーを実施することで、コンセプトを継続的に発信しながら関心を高めることも可能です。
さらにSNSなど他の施策と組み合わせることで、認知から参加、購買までの流れを一貫してつくることができます。
▶︎書籍出版の詳細については、関連記事【企業出版の効果とは?費用相場や成功のポイント、事例を徹底解説】もあわせて参考にしてください。

クロスメディアマーケティングを成功させるポイント

クロスメディアマーケティングで成果を上げるためには、複数のメディアを組み合わせるだけでなく、顧客行動を踏まえた施策を行うことが重要です。
成功させるための主なポイントは次の5つです。
- ターゲットを明確にする
- カスタマージャーニーを設計する
- メディアごとの役割を設計する
- 一貫したメッセージで情報発信する
- データ分析とPDCAで施策を改善する
以下で、それぞれどのようなポイントなのかを見ていきましょう。
◉-1、ターゲットを明確にする
クロスメディアマーケティングでは、誰に向けて施策を行うのかを明確にすることが重要です。
年齢、職業、課題、購買目的などを踏まえてターゲットを具体化することで、適切なメディアと訴求内容を選択できます。
さらに、ターゲットごとに関心を持つ情報や意思決定の基準が異なるため、伝える内容を最適化することで行動につながりやすくなります。
◉-2、カスタマージャーニーを設計する
カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを認知してから情報収集を行い、比較検討を経て購買に至るまでの行動過程です。
顧客がどの段階でどのメディアに接触するのかを把握することで、適切なタイミングで必要な情報を提供できます。
また、各接点で伝える内容や導線を連動させることで、顧客を次の接点へ誘導しながら行動を進めることができます。
◉-3、メディアごとの役割を設計する
クロスメディアマーケティングでは、各メディアがどの役割を担うのかを明確にすることが重要です。
それぞれのメディアの特徴を踏まえて役割を設定することで、顧客を次の接点へ誘導する流れをつくることができます。
たとえば、認知獲得、情報提供、比較検討といった各段階ごとにメディアを使い分けると、顧客行動をスムーズに進められます。
◉-4、一貫したメッセージで情報発信する
クロスメディアマーケティングでは、複数のメディアで発信する情報に一貫性を持たせることが重要です。
すべてのメディアで同じコンセプトやメッセージを伝えることで、顧客の記憶に残る情報発信が可能になります。
さらに、メディアごとに表現方法を変えながらも伝える内容を統一することで、理解を深めながら信頼を高めることができます。
◉-5、データ分析とPDCAで施策を改善する
クロスメディアマーケティングでは、複数のメディアで得られるデータを分析し、施策の改善につなげることが重要です。
分析結果をもとに施策の内容やメディアの使い方を見直し、改善を繰り返していくことでマーケティング成果を高めることができます。
さらに、計画(Plan)、実行(Do)、検証(Check)、改善(Action)のサイクルを継続的に回すことで、各メディアの役割や効果を最適化できます。
書籍を活用したクロスメディアマーケティングの事例

ここでは、書籍を活用したクロスメディアマーケティングの事例を3例紹介します。
- 書籍出版とオウンドメディア、SNSの相乗効果でリピート率が向上した事例
- 書籍・Web広告・LPを連動させて会員獲得につなげた事例
- 書籍出版をきっかけにマスメディアでの認知拡大につながった事例
以下で詳しく見ていきましょう。
◉-1、書籍出版とオウンドメディア、SNSの相乗効果でリピート率が向上した事例
美容・健康食品を扱う企業は、ブランドの信頼性向上と既存顧客・新規顧客のファン化強化を目指していました。
そこで、代表自身の経験をもとに、女性の悩みに寄り添い、解決へ導く内容をまとめた書籍を出版。
同時に、書籍を起点に複数の施策と組み合わせた情報発信を展開しました。
具体的には、書籍のコンセプトである「女性の悩み解決」と親和性の高いテーマについて、オウンドメディアやSNSでも関連する情報発信を行いました。
また、既存顧客に対しては書籍プレゼント企画を行い、商品やブランドへの理解を深める機会を設けました。
その結果、Amazonの予約段階で重版が決定するなど注目を集め、メディア露出も拡大。
さらに、書籍プレゼント企画には想定の6倍もの応募が集まりました。
書籍を通じて商品やブランドへの理解が深まったことで、既存顧客のリピート率が向上し、他社との差別化にもつながったといいます。
【事例コラム】”書籍無料プレゼント”に想定の6倍の応募、リピート率アップにインパクト!サプリメントメーカーの出版プロジェクト
◉-2、書籍・Web広告・LPを連動させて会員獲得につなげた事例
会員ビジネスを行っている企業は、ブランディングと信頼性の確立を目的に出版施策を実施しました。
耳ツボダイエットの考え方を分かりやすく伝えた書籍を出版し、これを起点としたクロスメディアマーケティングを実施。
書籍では耳ツボダイエットの重要性や有用性を分かりやすく伝えるとともに、特設ランディングページへの導線を設け、読者や既存会員が見込み会員に商品を紹介しやすい仕組みを整えました。
さらに、全国の書店での販売に加えてWeb広告を展開し、認知拡大と流入の強化を図りました。
その結果、書籍はAmazon「ビジネス実用本」カテゴリでランキング1位(総合3位)を獲得。
加えて、大型セミナーには数百人規模の参加者が集まり、書籍・広告・LPを通じた導線によって新規会員獲得へとつながりました。
半年後には、新規会員が500人以上増加する成果につながっています。
◉-3、書籍出版をきっかけにマスメディアでの認知拡大につながった事例
ある眼科医は、自身のブランディング強化と自由診療であるプレミアム白内障手術の認知拡大と集患を目的として書籍を出版しました。
自由診療であるプレミアム白内障治療について、基礎知識から丁寧に説明し、一般読者にも理解しやすいよう、図解を交えて分かりやすく解説しています。
出版した書籍と連動した新聞広告やメディア露出を展開。
さらに、専門書ではなく、一般向けの「家庭医学」コーナーでの販売を強化することで、来院につながる可能性の高い層への接触機会を増やしました。
新聞広告やテレビ番組への出演などが重なったことで、書籍を通じた情報発信とマスメディアでの露出が連動し、認知拡大につながる流れを構築しました。
その結果、出版後は読者からの問い合わせや来院が継続的に発生し、全国からの集患とブランド強化につながっています。
【まとめ】クロスメディアマーケティングでビジネスの成果を高めよう
この記事では、クロスメディアマーケティングとは何か、具体的な手法やメリット、成功させるためのポイントなどについて詳しく解説しました。
クロスメディアマーケティングは、複数のメディアを連動させて顧客との接点を増やし、認知拡大や購買促進を実現するマーケティング手法です。
私たちフォーウェイでは、書籍をマーケティングに活用する「ブックマーケティングサービス」を提供しています。
書籍とSNSやクラウドファンディングなどのデジタル施策を連動させて、認知拡大や売上向上、採用強化などの成果につなげます。
クロスメディアマーケティングをご検討の方は、お気軽にフォーウェイまでお問い合わせください。

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