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2021.02.28

Marketing

広告手法を徹底比較! デジタルからDMまでマーケティングのメリデメを解説

広告の手法は、いうまでもなく非常に多岐にわたります。特にオンライン領域の広告手法の種類が激増した昨今、経営者や広告担当者にとっては、それぞれの手法をどのように選択するのかは悩ましいところでしょう。
そこで今回はデジタルの新しい手法から古くからあるオフラインの手法まで、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

オンラインの広告手法

まずは、近年盛んなオンラインの広告手法について解説します。

オンライン広告とはインターネット上で展開される広告のことで、特にWEBサイトのアクセス増やECの販促のために活用されるケースが多いです。

オンライン広告のメリット・デメリット

オンライン広告のメリットは、少額でも比較的手軽に始められて、数字による効果測定がしやすい点でしょう。ターゲティングといって、特定のターゲットに絞って広告を出稿し、効率的に自社商品・サービスの認知を広げられる点も強みです。

一方でオンライン広告を実施するデメリットは、一部の制作を除いて継続的に広告を運用しなければ効果が発揮できないため、自社で行なうには工数がかかりすぎること。人員を確保するか、ウェブマーケティング会社に依頼することが必要になります。

オンライン広告の種類7

オンライン広告の種類は、主に以下の7種類が挙げられます。

大手ポータルサイトやウェブメディアの「純広告(ディスプレイ広告)」

「純広告」は、Yahoo!JAPANなどの大手ポータルサイトやウェブメディアの広告枠を購入し、テキストリンク・バナーなどの広告を表示させる手法です。新聞や雑誌の広告に近いといえます。

「純広告」は、オンライン広告の中でも比較的高額なことと、広告をクリックしたユーザーだけにリーチできることが特徴です。ある程度予算をかけ、媒体のユーザー数を生かしてマーケティングしたい場合は有効でしょう。

ポータルサイトやウェブメディア、YouTuber等との「タイアップ広告」

純広告と違い、そのサイトが公開するコンテンツとして自社を取り扱ってもらうのが、「タイアップ広告」です。WEBメディアで「AD」や「PR記事」などと表記された記事がそれに当たります。YouTuberなどのインフルエンサーにお金を支払って、自社を扱う動画を配信してもらうのもタイアップ広告です。

単純に広告を出すだけの純広告と違い、コンテンツとして自社を取り扱ってもらうことでユーザーへの訴求力をより高められる可能性があるのが、タイアップ広告のメリットです。

YouTubeなどでの「動画広告」

「動画広告」は動画を制作し、YouTubeなどの広告枠でCMとして配信する広告手法です。

テキストコンテンツよりも短時間でユーザーに情報を届けることができ、視覚的に見せることで記憶に残りやすいメリットがありますが、一度制作したら修正が難しい点とコストが比較的高い点がデメリットです。

SNSやキュレーションサイトのフィードに表示される「ネイティブ広告」

「ネイティブ広告」は、キュレーションサイトに並んだ記事リストに自社のPRを差し込む手法です。サイトの記事コンテンツの延長線上でユーザーの目に入るため、比較的クリックしてもらいやすいのがメリットです。

デメリットとしては、ニーズのある層に見てもらえば大きな効果を得られる一方で、求めていないユーザーには悪印象になってしまう危険があることでしょう。

Facebook、Twitter、Instagramなどの「SNS広告」

「SNS広告」は、その名のとおりユーザーが閲覧するSNSのフィードに広告を表示させる手法です。

媒体の特性を理解していれば的確なターゲティングが可能なのが、SNS広告の最大のメリット。SNSごとのユーザー属性やユーザーの行動履歴から、狙ったターゲットにピンポイントにアプローチすることができます。

検索エンジンでの検索結果に表示される「リスティング広告」

「リスティング広告」は、ユーザーが検索エンジンで検索した結果の表示画面で、上位に自サイトを表示させる手法です。ターゲットや目的がはっきりしていればユーザーにリーチするのが容易で、広告予算も細かく設定できるためハンドリングしやすいです。

ただ、リスティング広告自体の認知度が上がってきており、検索ボリュームの大きなキーワードでは多額の費用をかけないと上位表示が勝ち取れなくなっている現状は認識しておきましょう。

自社サイト訪問者に別サイトでも広告表示できる「リターゲティング広告」

「リターゲティング広告」は、一度自サイトに訪問してくれたユーザーを記憶し、他のサイトにアクセスした際に自サイトの広告が表示されるようにする手法です。何度も表示されることにより、商品やサービスの購入へ強く誘引することができます。ただし、あまりにも表示が頻繁であれば、しつこいと判断されマイナスイメージにもつながりかねません。

オフラインの広告手法

オフライン広告とは、新聞や雑誌、電車広告などのリアル媒体を利用した広告の総称です。

オフライン広告のメリットとデメリット

オフライン広告のメリットは、新聞や雑誌、多くの乗客が行き来する電車広告などを用いることで露出が保証される点と、エリアマーケティングのやりやすさにあります。たとえば商圏が一部の電車沿線を中心としていれば、電車広告を活用するのは一つの有効な選択肢となりえます。

デメリットは、基本的に新聞社や雑誌社、広告会社を通す必要があるため、費用が高額になりやすい点です。自社の購買層にはなり得ない人の目にも一定数触れることになるので、費用対効果が見合わない可能性もあります。

オフライン広告の種類は、主に以下の4種類が挙げられます。

「テレビCM」「新聞」「雑誌」「ラジオ」の4大マス広告

いわゆる4大マスへの広告は、媒体や地域によってリーチできる数や料金は変わりますが、認知度を大きく向上させるのには打ってつけの施策です。ただ、基本的に費用はかなり高額です。

4大マスの派生系として、自社の書籍を戦略的に出版する手法も広告施策の一つとして、ここ数年で活用されるようになりました。

マス広告の難点としては、数値による効果測定が非常に難しいことです。

電車やバスの車内広告や屋外広告、デジタルサイネージ

「交通広告」や「屋外広告」、「デジタルサイネージ」などは通勤や通学、プライベートの外出も含め、ターゲットに見てもらえるチャンスが非常に多い媒体です。期間ごとの固定料金とされているのが一般的で、広告枠が埋まっている場合は掲載が難しい可能性もあります。

これらの広告手法は、中長期にわたり継続的に掲出することが必要で、短期間の掲載の場合はほとんど記憶にも残らず終わってしまう可能性があります。

注目が集まっているタクシー広告

近年で利用ニーズが増えているのが、タクシーの後部座席に設置されている「動画広告」です。タクシーを利用する人は比較的、金銭面で余裕のある人が多く、乗車中に長時間、そのようなターゲットと接触することができるのが利点です。

動画のほか、車内ステッカーやリーフレット、広告つきのティッシュなど、タクシーにはさまざまな広告手段がありますが、タクシー利用者のニーズを捉え間違えるとほとんど効果が出ないこともあります。

DM(ダイレクトメール)を中心とした紙広告、ポスティング

「紙広告」、いわゆるチラシによる施策で代表的なのは、DMやポスティングでしょう。あらゆる広告手段のなかでも安価に実施することができ、資金力に関係なく取り組みやすい手法です。

ただし、DMの場合は顧客のリストを用意する必要があり、顧客に送っても無視されやすい傾向があるため、すぐに大きな結果にはつながりません。DMの送付後に電話営業でフォローするなどの工夫が必要でしょう。

ポスティングは地区ごとに不特定多数に配布できることがメリットである一方、クレームにつながったりする危険もあるため注意が必要です。

自社のビジネスモデルや目的によって適した広告は変わる

数多ある広告施策は予算だけで選ぶのではなく、事業の目指す方向性や顧客ターゲットに合わせて戦略的に実行しなければいけません。

いちがいに大きな広告施策を実行すれば売上が伸びるのかいうとそうではなく、広告からの問い合わせに対応する自社のマンパワーも考えなければ、せっかくの広告出稿が無駄になる可能性もあります。

広告によって得たい効果を明確にしたうえで、自社に合った手法を選びましょう。

参考:フォーウェイのブランディングサービスについてはこちらから参考:フォーウェイのブランディングサービスについてはこちらから

執筆者:仲山洋平(株式会社フォーウェイ代表取締役、編集者)

慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月にはエリアマーケティングに特化した出版社、株式会社パノラボを設立。

 

 

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