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2026.04.02
企業出版による成功事例10選!成功する書籍の共通点とは?

市場競争が激化し、情報があふれる現代では、自社の強みや思想を明確に伝えられる企業が選ばれる傾向にあります。
しかし、SNSやWebサイト、広告だけでは、企業の価値や専門性を十分に伝えきれるとは言えません。
これらの断片的な情報発信では、企業が本来持つ技術力や理念、取り組みの背景までを深く理解してもらうことは難しいからです。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが企業出版です。
企業の価値や専門性を体系的に書籍という形にまとめることで、企業の思想やノウハウを一貫したメッセージとして届けることが可能になります。
この記事では、企業出版の成功事例を分野別に紹介し、その共通点について詳しく解説します。
目次【本記事の内容】
- 1.【業種別】企業出版の成功事例10選
- 1-1.【保険】新規事業の契約獲得と採用強化に成功した事例
- 1-2.【士業】海外進出の専門家のポジションを確立した事例
- 1-3.【美容】信頼性を高めてリピート率を向上した事例
- 1-4.【食品製造業】わさびの効果・効能を訴求した事例
- 1-5.【建設業】ブランディングに成功し、地域での影響力を高めた事例
- 1-6.【不動産業】権威性と信頼性を獲得して売上増につなげた事例
- 1-7.【健康】耳ツボダイエットの有用性を訴求した事例
- 1-8.【コンサル】ノウハウを公開して集客に成功した事例
- 1-9.【IT企業】理念発信により集客と採用を同時に実現した事例
- 1-10.【住宅業】価格競争から脱却し、高所得層に選ばれる企業へ成長した事例
- 2.企業出版の事例から学ぶ成功のポイント
- 2-1.専門性をわかりやすく伝えている
- 2-2.ターゲットや出版目的を明確にしている
- 2-3.マーケティング・営業活動と連動させている
- 3.【まとめ】成功事例を踏まえて自社でも企業出版を検討しよう
執筆者:江崎雄二(株式会社フォーウェイ取締役マーケティング統括)![]() 福岡県出身。東福岡高校、山口大学経済学部経済法学科卒業。大学卒業後、月刊誌の編集者兼ライターに携わる。その後時事通信社での勤務を経て、幻冬舎グループに入社。書店営業部門の立ち上げメンバーとして活躍後、書籍の販売促進提案のプロモーション部を経て、法人営業部へ。東京と大阪にて書籍出版の提案営業を担当し、2020年11月、株式会社フォーウェイに参画。2023年9月取締役就任。グループの出版社、株式会社パノラボの流通管理も担う。 |
【業種別】企業出版の成功事例10選

企業出版は一部の大企業だけが取り組んでいるというわけではなく、中小企業においても成果を上げている事例が数多く存在します。
ここでは、次の10件の業種別の事例を紹介します。
- 【保険】新規事業の契約獲得と採用強化に成功した事例
- 【士業】海外進出の専門家のポジションを確立した事例
- 【美容】信頼性を高めてリピート率を向上した事例
- 【食品製造業】わさびの効果・効能を訴求した事例
- 【建設業】ブランディングに成功し、地域での影響力を高めた事例
- 【不動産業】権威性と信頼性を獲得して売上増につなげた事例
- 【健康】耳ツボダイエットの有用性を訴求した事例
- 【コンサル】ノウハウを公開して集客に成功した事例
- 【IT企業】理念発信により集客と採用を同時に実現した事例
- 【住宅業】価格競争から脱却し、高所得層に選ばれる企業へ成長した事例
以下で、それぞれの企業がどのような目的で出版に取り組み、どのような成果を上げたのかを見ていきましょう。

◉-1、【保険】新規事業の契約獲得と採用強化に成功した事例

法人保険を取り扱っている保険代理店では、ベンチャー企業としてすでに一定の基盤は築いていました。
しかし、次のステージに進むための施策として、新規に同業の保険代理店を対象としたコンサル事業を立ち上げました。
そうして、保険代理店経営の仕組みや人材育成、組織づくりに関するノウハウを体系化して書籍として出版。
出版後は、本を読んだ顧客の間で反響を呼びました。
その結果、同業保険代理店からのコンサル依頼が生まれただけでなく、講演依頼や共同マーケティングの声もかかるようになりました。
さらに、書籍を通じて同社の経営方針や組織運営の考え方に共感し、求人に応募したという方も現れています。
その中には実際に入社し、活躍している社員もいます。
企業出版によって、コンサル事業の受注拡大と採用強化を同時に実現することができました。
【事例コラム】大口案件の集客、人材採用、大手企業からの講演依頼!出版ですごいことになった保険代理店
<2冊目の書籍も出版『大型契約が決まり続ける保険営業』>
◉-2、【士業】海外進出の専門家のポジションを確立した事例

海外進出を検討する企業を対象に会計・税務の観点から支援を行っている会計事務所では、「どのような企業にどんな価値を提供できる専門家なのか」が十分に伝わりづらいという課題を抱えていました。
そこで書籍を出版し、海外進出に取り組む企業が直面しがちな課題や失敗事例をストーリー形式で伝えました。
制度の説明に終始するのではなく、経営者が直面する意思決定の場面に合わせて、一般のビジネスパーソンにも伝わる内容にしたことが特徴です。
その結果、海外進出を目指す企業経営者からの相談が増加し、専門家としての認知が広がりました。
さらに、メディアにも取り上げられ、海外進出支援の専門家というポジションを確立しブランド構築に成功しました。
【事例コラム】出版をきっかけにメディア取材が続々、著名人との対談も実現!”海外進出の第一人者”のポジションを得た公認会計士
◉-3、【美容】信頼性を高めてリピート率を向上した事例

美容関連商品の企画・開発・販売を行っている企業では、もともとLTVの高さが強みであり、リピート率や継続期間も業界平均に比べて高い水準にありました。
しかし、さらに企業として信頼性を高め、新規顧客はもちろん、既存顧客も含めたお客様のファン化を一層進めたいという課題を抱えていました。
そこで、著者の人生経験に触れながら、女性が抱える悩みに向き合う内容の書籍を出版。
さらに、自社で大切にしている理念や経営姿勢について言及しました。
結果として、既存顧客から反響を得て、平均LTVが向上しているという実感も生まれています。
さらに、新規流入への好影響や、講演依頼・通販番組出演へのオファーまで、反響は想定以上の広がりをみせています。
【事例コラム】”書籍無料プレゼント”に想定の6倍の応募、リピート率アップにインパクト!サプリメントメーカーの出版プロジェクト
◉-4、【食品製造業】わさびの効果・効能を訴求した事例
わさび製品の製造・販売を行ってきた食品メーカーは、わさびの価値や効果・効能を広く啓蒙し、同業他社との差別化や自社ブランドのファン化および販売促進につなげたいと考えていました。
そこで、こうした目的を実現するための手段として、企業出版を選択しています。
書籍の中で効能や歴史、レシピを紹介しながら、わさびの価値を多角的に提示したことが特徴です。
また、料理に関心がある30代から40代の女性を主なターゲットとしつつ、高齢者層には記憶力改善の訴求も盛り込んだ内容になっています。
書籍の出版により、わさびの新たな活用方法や健康価値に対する理解が広がり、専門性やわさびへの取り組みの姿勢が印象づけられました。
その結果、出版に合わせたトークイベントでは25名ほどを集客し、当日だけで50冊以上を販売しました。
また、平均聴取人数20万人のラジオ番組からのオファーも得て、話題化にも成功しています。
営業ツールとして書籍を活用することで取引先からの評価が向上し、企業ブランドの信頼性を高める成果につながりました。
◉-5、【建設業】ブランディングに成功し、地域での影響力を高めた事例
地域密着で事業を展開している建設会社は湘南エリアで急拡大を続け、業績は好調である一方、慢性的な人材不足により受注機会を逃していることを課題としていました。
また、創業年数が浅いことや若手社長であることなどから、地域の同業とのしがらみに悩んでいました。
そこで、採用強化を目的にしつつ、ブランド価値の向上も視野に入れて書籍を出版しました。
社長自身の仕事や経営に対する思い、創業の経緯などを盛り込みながら「経営者の人柄」を伝える内容とし、読者のファン化を意識していることが特徴です。
出版をきっかけとして、地元紙や複数のメディアから取材依頼があり、地域内での認知度向上を実感しています。
また、若手社長であることから抱えていた同業との関係性にも変化が生まれ、業界内でも一目置かれる存在になりました。
さらに、採用面では、応募者が事前に書籍を読んで臨むようになり、採用決定率が向上しています。
年間500万円以上もかけていた採用エージェント費用も、ゼロになりました。
企業出版により採用強化や自社のブランディングに成功しただけでなく、地域内でのポジション確立や湘南エリア外への商圏拡大にもつながっています。
◉-6、【不動産業】権威性と信頼性を獲得して売上増につなげた事例

投資物件を扱う不動産会社の新規顧客獲得はほぼ紹介に限られており、紹介から成約までのリードタイムが長いことに悩んでいました。
これらの課題を解決するために、権威性と信頼性の獲得を目的として、医師をメインターゲットとした書籍を出版しました。
高収入ながらも税負担が大きい医師に向け、独自のノウハウや資産運用スキームをまとめ、不動産投資による収益や節税の考え方を分かりやすく伝えることを狙ったのです。
その結果、出版後1か月で書籍読者の医師が面談後に投資用物件を10戸購入するなど、発売から半年で10億円規模の売上に貢献しました。
さらに、書籍を読んだ医師からの反響や問い合わせが増え、信頼性向上にもつながったと考えられます。
また、出版前の大きな課題だったリードタイムの長さについても、書籍読者との商談では面談後即決に至るケースも生まれるなど、従来よりもスピーディな意思決定につながる事例もみられました。
<2冊目の書籍も出版『現役医師が本当にやっている資産形成術』>
◉-7、【健康】耳ツボダイエットの有用性を訴求した事例
健康会員ビジネスを行っている企業は、耳ツボダイエット事業におけるブランディングと信頼性の確立という課題を抱えていました。
そこで書籍を出版して、耳ツボダイエットの重要性や有用性を体系的に言語化し、書籍という形で社会的信頼向上を目指す施策を実施しました。
施策にあたっては、全国書店での販売に加えてWeb広告や、実践者の声を活用した特設LP制作なども展開。
これらの施策によって認知が広がり、Amazon「ビジネス実用本」カテゴリでランキング1位(総合3位)を獲得しました。
大型セミナーで数百人規模が集まり、出版から半年後には新規会員が500人以上増加するなど、事業拡大につながる成果を上げています。
◉-8、【コンサル】ノウハウを公開して集客に成功した事例

これまでに書籍を出版した経験のある経営コンサルタントは、コンサル内容の体系化・簡素化が進み、実績も積み重なっていたことから、最新版の書籍を通じて自社ブランディングをさらに強化する必要がありました。
あわせて、新たなターゲット層へのアプローチも目的としていました。
今回の書籍では、前回の出版をきっかけに顧問先が大きく増加した実績を踏まえつつ、最新の事例を加えて内容を再構築。専門性と豊富な実績を改めて打ち出しています。
その結果、発売後1か月で即重版が決定したうえ、前著も相乗効果で販売を伸ばして重版となりました。
書籍発売後は建設業経営者やコンサルタント育成支援に関する問い合わせが相次ぎ、新規顧客が13件増えるなど、具体的な成果にもつながっています。
17媒体にニュース掲載され、大手建設会社から書籍を購入したいとの問い合わせもありました。
◉-9、【IT企業】理念発信により集客と採用を同時に実現した事例
Web制作やブランディング支援を行っているIT企業では、集客と採用強化を課題としていました。
そこで、初めてWeb担当になった人や経営者はもちろん、広報や人事の方にもわかりやすい内容の書籍を出版。
ITやWebの専門用語を極力控え、成果の出るWebサイトの作り方やブランディング活用法などをわかりやすく解説しました。
出版後は重点配本エリアでの新規顧客獲得やセミナー集客に成功しています。
また、代表の理念に共感した人材3名の採用にも成功しました。
さらに、出版から3年以上経過しても反響が続き、1年後には第2弾出版も実現しています。
◉-10、【住宅業】価格競争から脱却し、高所得層に選ばれる企業へ成長した事例
注文住宅を手がけるハウスメーカーでは、高所得層へのアプローチと他社との差別化を書籍出版の目的としていました。
そこで、家選びの決定権を持つ女性をターゲットにした書籍を出版。
自社の強みである天然素材の魅力が伝わる、ビジュアル中心の書籍を制作しました。
出版後には、書籍を読んだ読者から10数件の反響が寄せられています。
書籍読者の顧客においては、具体的なイメージを持ってくれていることもあり、契約までの業務効率化にも効果がありました。
出版から1年以上経過後も神奈川県内の書店で展開され続け、継続的な反響を実感しました。
書籍をきっかけに、他メディアからの取材依頼も増えています。
企業出版の事例から学ぶ成功のポイント

成功している企業出版の事例には、いくつかの共通点があります。
それは、成果は偶然生まれるものではなく、企画段階から目的や活用方法を明確にし、戦略的に設計されているという点です。
特に、次の3つのポイントが、成果につながる要因となっています。
- 専門性をわかりやすく伝えている
- ターゲットや出版目的を明確にしている
- 広報・営業活動と連動させている
それぞれどのようなポイントなのかを詳しく見ていきましょう。
◉-1、専門性をわかりやすく伝えている
成功事例に共通しているのは、自社の技術やノウハウを専門用語を用いて説明するのではなく、読者が理解できる言葉や表現に置き換えている点です。
また、専門性だけを詳しく掘り下げるのではなく、背景や成り立ち、それが何に役立つのかまで含めて具体的に解説しています。
たとえば、専門的な理論や制度を説明する場合でも、実際に読者が遭遇する可能性のある例を挙げて紹介することで、読者が自社の状況に当てはめて考えられるような構成にしています。
このように、伝えたい情報を読者が理解できる形で示すことで、知識の提供と信頼の獲得を同時に実現しているのです。
専門知識を自分たちだけのものにせず、価値ある情報として広く伝える姿勢が成果につながっています。
◉-2、ターゲットや出版目的を明確にしている
成果を上げている企業出版には、「誰に読んでもらいたいのか」「出版によって何を実現したいのか」を明確にしているという共通点があります。
認知拡大を目的とするのか、採用強化を目指すのか、見込みの高い顧客の集客につなげるのかによって、構成や事例の選び方、メッセージの打ち出し方が変わります。
成功事例では、企画段階でターゲット像を具体化し、その読者が抱える課題や関心に沿った内容を設計しています。
その結果、読者が自社のサービスや取り組みに関心を持ち、問い合わせや応募といった具体的行動につながったのです。
目的を曖昧にしたまま出版するのではなく、経営戦略と直結させた設計を行っている点が成功の要因と言えます。
◉-3、マーケティング・営業活動と連動させている
成果を上げている企業は、いずれも書籍出版そのものをゴールにしていません。
出版後に書籍をどのように活用するかを事前に検討し、経営活動と連動させています。
具体的には、メディアへの露出機会を創出したり、セミナーや商談の場で書籍を配布したりして、企業の考え方や専門性を効率的に伝えています。
また、書籍を営業ツールとして活用することで、事前に自社の価値を理解した見込み顧客と商談することができます。
企業出版を経営戦略の一部として位置づけ、継続的に活用している企業ほど、持続的な成果を生み出しています。
◉【まとめ】成功事例を踏まえて自社でも企業出版を検討しよう
この記事では、保険や士業、美容、食品製造業、建設業、不動産業、健康、コンサル、IT企業、住宅業といった多様な分野における企業出版の成功事例を紹介しました。
取り上げた成功事例を見ると、企業出版が特定の業種や一部の企業だけに有効な施策ではないことがわかります。
業種や各企業が抱えている課題はさまざまですが、いずれも出版の目的やターゲットが明確であり、わかりやすい言葉や構成で専門性を説明していることが共通点です。
そして、企業出版が契約獲得や採用強化、ブランド確立といった成果につながっています。
それぞれの事例を確認することによって、自社の経営課題に対して企業出版をどのように活用できるのかをイメージすることができることでしょう。
フォーウェイでは、企業出版をマーケティングやブランディングに活用する「ブックマーケティングサービス」を提供しています。
フォーウェイの「ブックマーケティング」は、専門スタッフが書籍の企画から制作、出版後のマーケティングや営業活動までを含めてトータルでサポートします。
これからの成長戦略の一つとして、企業出版を検討してみようとお考えの方は、ぜひお問い合わせください。

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