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2024.10.02

Branding, Marketing

経営者必読!認知度向上の方法と効果的なマーケティングの選択肢

企業が安定して売上を作っているためには認知を向上させブランド化させることが重要です。

ただ認知度はそう容易く上げられるものではありません。

今回の記事では、企業が認知度を上げるために押さえておくべきポイントや具体的な認知度向上の手段を解説します。

目次【本記事の内容】

執筆者:仲山洋平(株式会社フォーウェイ代表取締役、クリエイティブディレクター)

慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月には「日本の地域ビジネスを元気にする」というビジョンを掲げ出版社パノラボを設立。

◉認知度とは何か

社名だけでなく事業内容や取り扱っている製品・サービスや、その価値が知られている度合いを指し示す指標が、「認知度」です。

たとえば、「サイゼリヤ」と言われた時に、「安くて美味しいイタリアンレストラン」のように、提供するサービス内容(イタリアンレストラン)や価値(安くて美味しい)まで連想できる人は多いはずです。

サイゼリヤのように多くの人に認知されている状態は「認知度が高い」と言えるでしょう。

一方で、「日清紡〜、名前は知ってるけど〜、日清紡〜、何をやっているかは知らない」という印象的なCMでおなじみの日清紡は、そのフレーズの通り、何をやっているかは知らないけれど、名前は知っている企業の代表例です。

このように、社名は知っているが、どのような製品やサービスなのかをよく知らない状態を、「認知度が高い」ではなく、「知名度が高い」といいます。

◉-1、認知度と知名度の違い

認知度と知名度の違いは、「製品やサービスの内容や価値まで知られているかどうか」という点にあります。

知名度とは、「企業名や製品・サービスの名前が知られている度合い」を指します。

たとえば、企業名は知られていても、どんな製品・サービスを取り扱っているかわからないのは、「知名度が高く認知度が低い状態」です。

  • ・認知度:社名だけではなく製品・サービスの内容や価値まで理解されている状態
  • ・知名度:社名や製品・サービスの名前が知られている度合い

知名度が高く認知度が低い場合は、自社の取り組みや製品・サービスを知ってもらうための施策が必要になります。

◉認知度向上の目的

企業が認知度を向上させる目的は、顧客に製品・サービスを購入してもらうことです。

そのためには、自社の取り組みや製品・サービスの特徴を理解してもらう必要があります。

しかし、認知度を上げるには時間がかかるため、中長期的な戦略を立てて取り組むことが大切です。

◉認知度向上のメリットとは

認知度が向上する主なメリットは売上アップです。

なぜなら、認知度が向上すると、顧客が製品・サービスを購入する際の選択肢の一つとなりやすくなるからです。

売上アップ以外にも、企業や製品・サービスの認知度が向上するメリットは次の5つがあります。

5つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

◉-1、ブランド価値及び信頼性の向上

認知度が高い企業の製品・サービスは、信頼性の高さにもつながります。

なぜなら、認知度が上がれば製品・サービスとの接点(タッチポイント)が増え、顧客が製品・サービスに好意的なイメージを持ちやすくなるからです。

タッチポイントを増やせば、色々な角度から繰り返しアプローチできます。

結果として、ブランド価値の向上につながりやすくなるのです。

ブランド価値を向上させることができれば、「高級スーパーといえば⚫️⚫️」「深夜にゆっくり嗜むなら⚫️⚫️のウイスキー」といったように、優先的に選ばれやすくなります。

BtoBのビジネスでも「この案件を発注するなら⚫️⚫️」「この類のコンサルを依頼するなら⚫️⚫️」というように、同様のことが言えます。

このように、認知度を高められれば、顧客からの信頼の獲得にもつながり、リピート購入や固定客の獲得にもつながりやすくなるのです。

◉-2、競合他社との差別化による新規顧客の獲得

企業の認知度が向上すると、競合他社との差別化を図ることができ、価格競争から脱却できます。

なぜなら、「⚫️⚫️の製品ならば間違いない」という信頼性を獲得できるからです。

たとえば、家電製品を選ぶ時に、「知らないメーカーの安い製品ではなく、少し高くてもよく知っているメーカーのものを選ぶ」という人は多いと思います。

BtoBビジネスの場合でも同様のことが言えます。

このように、認知度によって差別化を図ることで、比較的高めの価格であっても顧客の方から選んでもらいやすくなるのです。

◉-3、業界内での影響力向上

企業の認知度が向上すると、必然的に業界に与える影響も大きくなります。

たとえば、ビール類で市場シェア2位を誇るキリンビールは、コロナ禍でビール市場が縮小したことにより、販売業績が前年を下回る結果となりました。そこで、起死回生を狙うべく投入したのは、「スプリングバレー」というブランドのクラフトビールです(2021年3月発売)。

テレビCMや広告、店舗向け小型ビールサーバーの展開により認知度を向上させた結果、クラフトビール業界をけん引する存在となりました。同社調べでは、2021年の国内の販売規模は6万リットル強と、20年と比較すると約1.6倍に増加しているそうです。(※1)

また、認知度が向上すれば、「影響力がある会社」として紹介が増えたりアライアンスの打診が増えたり、ビジネスチャンスの拡大につながりやすくなります。

このように、認知度を向上させることで、企業はさまざまな恩恵を受けることができるのです。

※1:日経クロストレンド「キリンはクラフトビールに活路 17年連続縮小のビール市場活性化へ

◉-4、広告宣伝費の長期的な削減

企業の認知度が上がることは、広告宣伝費の削減にもつながります。

なぜなら、認知度が向上すると、口コミやSNSなどで製品・サービスの情報が自然と拡散されやすく、宣伝される機会が増えるためです。

たとえば、認知度が高い企業が生み出した製品・サービスが、SNSで拡散されているのを見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。

このように、認知度が向上することで「この企業の製品だから自分も紹介したい」という状態を作ることができます。

ユーザーが自ら紹介したいと感じる状態が生まれれば、短期的な広告宣伝を行って購入を喚起する必要がなくなるため、結果的に広告宣伝費の長期的な削減にもつながります。

このように、「広告依存から脱却する」という観点からも、企業にとって、認知度を上げる活動は重要なのです。

◉-5、人材採用の決定率の向上

認知度が向上すると、「この企業で働きたい」という意欲を持った人が集まりやすくなります。

なぜなら、誰もが見知っていたり、どんな取り組みを行っているのか、どんな製品・サービスを提供しているのかイメージがつく企業に対して、人は好意的な印象を持つからです。

一方で、そもそも何をしている会社なのかが分からない場合、好意的な印象を持てないどころか、選択肢の1つにもなれません。

また、何をしている企業なのか分からないと、入社後のミスマッチにもつながりやすくなります。

このように、認知度を向上させることは、求職者数の増加にもつながるだけではなく、人材のミスマッチの予防も可能です。

結果的に、人材採用における決定率の向上につながります。

◉認知度向上の方法とは

認知度の向上において大切なのは、自社の製品・サービスの強みと相性の良い媒体や手法を活用することです。

企業が認知度を向上させるための方法としては、主に次の5つの方法があります。

それぞれ、どのような方法なのか詳しく解説します。

◉-1、広告媒体の活用

企業が認知度を向上させる一般的な方法が「広告媒体の活用」です。代表的なのが、テレビやラジオ・新聞・雑誌などのマスメディアを用いたマス広告や、検索連動型広告やディスプレイ広告・リターゲティング広告などのWeb広告です。

インターネットの普及によりマスメディアの影響力が落ちてきているといわれていますが、マス広告は、依然として高い効果が期待できる方法の1つです。

マス広告の場合、顧客は偶然に広告を見ることになるため、潜在顧客に対して広告を見せて認知を獲得する効果が期待できます。

たとえば、ふと目に入るテレビCMが印象的で、紹介されている製品やサービスについて調べた経験のある方はいるのではないでしょうか。

一方で、インターネット環境における広告媒体として検索連動型広告やディスプレイ広告・リターゲティング広告があります。

検索連動型広告やディスプレイ広告、リターゲティング広告の概要は以下の通りです。

検索連動型広告GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンで検索したときに、検索したキーワードに連動して表示される広告のこと。製品やサービスの購入を検討している顧客にアプローチできるため、費用対効果が高い点が特徴。
ディスプレイ広告Webサイトやアプリの広告枠に表示される画像や動画の広告のこと。イメージとして顧客が視認することができるため、認知度の向上効果が高い点が特徴。書籍の広告も相性が良い。
リターゲティング広告自社のWebサイトに訪問したことのある顧客に再度広告を表示させるWeb広告。
自社の製品やサービスに興味を持ってサイトを訪れた顧客に、再度広告を表示することができるため、認知率を向上させ購買につなげることが可能。

検索連動型広告やディスプレイ広告、リターゲティング広告は、ターゲットを細かく設定できるのが強みです。

たとえば、「キャンプ用品に関するサイトを訪れたら、YouTubeの広告にキャンプメーカーの広告が表示されるようになった」のような経験がある人は多いのではないでしょうか。

このように、マス広告とWeb広告は異なる強みや特徴があるため、2つを組み合わせることで認知度を効率的に向上させることが可能になります。

◉-2、SNS媒体の活用

SNSはコミュニケーションツールとしてだけではなく、情報収集ツールとして活用されています。

そのため、うまく活用することによって効率的に認知度を向上させることができます。

たとえば、アイスクリームメーカーのハーゲンダッツジャパンは、ハーゲンダッツのミニカップに現れるハート型をシェアしてもらうキャンペーンを実施しました。

このキャンペーンは、X(旧:Twitter)を媒体として行われ、約4,200件もの投稿が集まっています。

投稿がタイムライン上に表示されることで、企業名さえ知らなかった人から知ってはいたけど何をしている企業か分からない人まで、さまざまな層の認知度を高めることにつながった典型的な事例です。

また、自社のアカウントを使ってSNSキャンペーンや広告を打つのではなく、「既にSNS上で一定の影響力を持つインフルエンサーに情報を発信してもらう」といった方法もあります。

インフルエンサーが製品やサービスに好意的な意見を投稿すると、自然に消費者目線の情報として拡散され、そのフォロワーにも情報が届きます。

インフルエンサーが、あたかも自然にその製品やサービスを使っているかのように見せかけるステルスマーケティングの規制には十分注意が必要ですが、「これはPRである」と明示したうえで、影響力のあるインフルエンサーに製品・サービス情報を発信してもらうのは、認知度の向上に効果的です。

また、SNSと言っても色々な種類があります。InstagramやX(旧:Twitter)、TikTok、YouTubeなどのSNSごとにユーザー層が異なるため、ターゲット層に合わせて最適なSNSを選ぶことが必要です。活用する際は、どの潜在層に届けたいのかを明確にして適切なSNS媒体を選ぶようにしましょう。

▶️SNSマーケティングについては、関連記事【SNS運用のやり方をとことん解説|フォロワーを集めてビジネスに繋げる成功法則とは?】をあわせて参考にしてください。

◉-3、ウェブでのコンテンツマーケティングの実施

コンテンツマーケティングでは、特定の企業の取り組みや製品・サービスについて知らない潜在層に対して認知を拡大させることが可能です。

なぜなら、企業の取り組みや製品・サービスを認知していないユーザーに、自然な形で知ってもらうことができるからです。

たとえば、新たな集客施策としてリスティング広告を検討している場合、いきなりリスティング広告の企業に依頼する人はいません。まずは情報収集から始める人がほとんどでしょう。

この場合、検索エンジンで「リスティング広告とは」「リスティング広告 メリット」「リスティング広告 業者」などのキーワードで検索し検索上位にあるコラムなどを見て情報収集していくと思います。

その際に、検索上位に出てきたコラムを運営する企業に対して人は、「A社はリスティング広告において有名な企業」というイメージを持ちやすくなります。

また、そのコラムの内容が優れていた場合には、「この企業は信頼できる」というイメージもプラスされるでしょう。

このように、コンテンツマーケティングで質の高いコンテンツを作成して検索上位を狙うことは認知度の向上においても重要です。

◉-4、有名人やインフルエンサーとのコラボレーション

有名人やインフルエンサーとコラボレーションすることも、認知度の向上に効果的です。

特に、好感度の高い有名人やインフルエンサーを起用すれば、企業や製品・サービスに対するイメージアップを図ることができます。

さらに、「あの有名人がPRしている商品」として認知されるだけではなく、利用シーンも伝えることができるため、ユーザーがイメージを湧かせやすくなります。

たとえば、ヘアケア製品を扱う企業であれば、髪が綺麗な有名人を起用することで「私もこんな髪になれるかも」「この有名人が使っているなら効果があるだろう」と売上に直結させることができるのです。

このように、有名人やインフルエンサーとのコラボレーションによって認知度を向上させるためには、知名度や好感度、製品・サービスとの相性まで考えて起用することが大切です。

◉-5、ブックマーケティングの活用

ブックマーケティングを活用することで、特定のターゲットの認知度を向上させやすくなるだけでなく、不特定多数の人々に認知してもらうきっかけを掴むことができます。

そもそもブックマーケティングとは、書籍の出版だけではなく、SNSやSEO、クラウドファンディングなど、あらゆるマーケティング施策を組み合わせて書籍をより多くのターゲットの元に届けるマーケティング手法のことです。

ブックマーケティングは、「認知度をあげたいが、SNSやWeb広告などでは期待したような効果が得られなかった」「成約までに顧客教育や関係値構築が必要で、時間がかかりすぎる」という企業の次なる認知度向上のための施策としておすすめです。

なぜなら、ブックマーケティングの場合、他の手法とは違い、特定のターゲットに書籍コンテンツ(長い文章)を読んでもらえる可能性が高くなるからです。顧客教育や関係値構築、信頼の獲得がその一冊で完結してしまうため、結果として、成約につながりやすくなるという訳です。

たとえば、弊社でブックマーケティングを行わせていただいたある不動産会社の場合は、不動産投資という単価が高いサービスだったこともあり、顧客教育や関係値の構築に時間がかかることが悩みでした。Web広告やSNSでもうまく自身のサービスの強みを伝え切ることができなかったそうです。

そんな時に弊社のブックマーケティングを活用し、高給取りであり、高額納税者でもある医師をターゲットに、節税対策としての不動産投資のメリットを解説した書籍を出版し、医師の手元に届けたところ、発売2ヶ月で6億円もの売上につながりました。

このように、ブックマーケティングは、BtoB企業や、製品やサービス単価の高い企業などの認知度向上に効果的な施策の1つと言えます。

ブックマーケティング

◉ブックマーケティングが認知度向上に与える影響

ブックマーケティングで認知度が向上すると、様々な部分でポジティブな影響が出てきます。

主にブックマーケティングが認知度向上に与える影響は以下の5つです。

◉-1、企業メッセージの具現化とブランドイメージの強化

書籍を活用し企業の理念や価値観を具現化することで、読者とのコミュニケーションを通じて企業メッセージを浸透させることが可能です。

なぜなら、書籍を読むことで読者は企業のメッセージを理解し、共感や応援の気持ちを抱く傾向があるからです。

たとえば、自動車メーカーが自社の環境保護への取り組みをアピールするために、サステナブルなモビリティの重要性に焦点を当てた書籍を出版したとします。

書籍の中で、環境保護やサステナビリティに関する具体的な取り組みが紹介されることで、読者の中に共感や「応援したい!」という気持ちが生まれれば、ブランドに対してよりポジティブなイメージが形成されるのです。

さらに、企業メッセージの具現化とブランドイメージの強化ができれば、売り上げの増加や利益率アップなどの経営課題の解決に寄与することもできます。

◉-2、ターゲットとの親和性の向上

コンセプト設計の段階からターゲットを定め、ニーズを理解したりコンテンツを選定したりすることで、ターゲットとの親和性を高め、書籍の売上を向上させることが可能です。

なぜなら、自分にとって親和性の高い情報だと感じると、人はその情報を求めやすい傾向にあるからです。

たとえば、書店を訪れた際、平置きされている書籍のタイトルや装丁に惹かれて購入してしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。

このように、ターゲットのニーズを理解した上で書籍のタイトルや装丁をターゲットに刺さるように作ることで、ターゲットとの親和性を高めることが可能です。

また、ブックマーケティングの場合は、SNSやSEO、クラウドファンディング、セミナーなどあらゆる手法を活用し、特定のターゲットに書籍が届くように仕掛けをしていきます。

そのため、書店だけではなく、あらゆる媒体において、ターゲットとの親和性の向上につなげることができます。

◉-3、専門知識や情報発信力のアピール

書籍を出版するには、相応の専門知識が必要になるため、顧客に対して「この企業は専門性の高い会社だ」という印象を与えることができます。

なぜなら、そもそも書籍は信頼性が高い媒体だからです。

具体的には、書籍出版までの過程では、編集者や校正者などのプロが目を通すことになります。

加えて、出版社が事業として出しているものなので「信頼できる情報だ」という共通認識があるのです。

さらに、ブックマーケティングには、読み物としての魅力や専門知識を効果的に情報として発信する力も必要となります。

つまり、ブックマーケティングを行うことによって、専門知識とともに情報発信力があることも示すことができるのです。

◉-4、イメージアップと信頼度向上

イメージの良し悪しによって多くの顧客が製品やサービスの選択をしていると言われているため、イメージアップは企業にとって大きな課題となっています。

そこでブックマーケティングを活用すれば、認知度の向上とともにイメージアップと信頼度の向上が期待できます。

なぜなら、商品開発の過程や創業時のできごとなどをストーリーにのせて表現することで、人の心を動かし、記憶に残すことができるからです。

実際に、経営者の自伝を読んで、「自分もこうなりたい」と感じ、自伝を著した経営者のファンになったことがある人は少なからずいるはずです。

このように、ストーリーにのせることで、より自然な形でイメージアップや信頼度の向上を図ることができるのです。

◉-5、出版記念イベントやプロモーションによる認知拡大

書籍の出版に合わせた記念イベントや書店プロモーションなどを行うという方法もあります。

出版記念イベントには、大手書店の店頭、イベント会場、オンラインなどの方法があります。書籍の内容やターゲット層の特性などによって最適な方法を選ぶことが重要です。

出版記念イベントを行う場合は、事前に自社Webサイトやブログなどのオウンドメディア、SNSなどで事前に告知を行うことで、より多くのターゲット層に知ってもらうことができます。

出版記念の具体的な例として、出版記念のトークイベントとして書籍の内容を深掘りするセミナーの開催や、内容に応じたゲストと著者との対談などが挙げられます。

ゲストの選び方によっては、当初予定していたターゲット以外の層にもアプローチすることが可能です。

このように、ブックマーケティングという施策の中で記念イベントやプロモーションを行うことで、認知拡大に繋がります。

▶️ブックマーケティングについては、関連記事【ブックマーケティングとは?メリットや効果的な戦略の作り方】もあわせて参考にしてください。

◉まとめ

認知度を向上させることで、ブランドの価値が上がり、売上アップに貢献することを解説しました。

認知度向上の方法には、広告やSNS媒体、Webでのコンテンツマーケティング、有名人やインフルエンサーとのコラボレーション、ブックマーケティングなどがありますが、どの施策もすぐに成果が出るとは限りません。

そのため、長期的な視点で戦略を立てていく必要があります。

また、自社と相性の良い施策を選ぶことも重要です。

特にBtoB企業や、製品・サービスの単価が高い企業などのようにターゲットが明確な場合は、一般的なマーケティング施策をやっても効果が出ないことがよくあります。

そんな時には、次なる認知度向上のための施策として、ブックマーケティングを検討してみてはいかがでしょうか。

ブックマーケティング