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2024.11.21
Marketing
「集客が難しい…」と感じる原因と突破口となる解決策とは?
世の中にはさまざまな集客方法が存在します。
「集客方法がありすぎて何から始めていいかがわからない」
「集客方法を実践しているがなかなか効果が出ない」
「集客の成果が以前より出なくなってきた」
など、まだ集客を始めていないという方からすでに実践されている方まで、「集客が難しい…」と感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「集客が難しい」と感じてしまう原因と、突破口となる解決策をシーン別に解説いたします。
目次【本記事の内容】
- 1.集客が難しいと感じる原因と対策
- 1-1.集客方法がありすぎて何から始めていいかがわからない
- 1-2.やってみたがなかなか成果が出ない
- 1-3.成果が以前より出なくなり、いくらやっても改善しない
- 2.【まとめ】集客が難しい、と感じたらマーケティングのプロにまず相談してみよう!
執筆者:江崎雄二(株式会社フォーウェイ取締役マーケティング統括) 福岡県出身。東福岡高校、山口大学経済学部経済法学科卒業。大学卒業後、月刊誌の編集者兼ライターに携わる。その後時事通信社での勤務を経て、幻冬舎グループに入社。書店営業部門の立ち上げメンバーとして活躍後、書籍の販売促進提案のプロモーション部を経て、法人営業部へ。東京と大阪にて書籍出版の提案営業を担当し、2020年11月、株式会社フォーウェイに参画。2023年9月取締役就任。グループの出版社、株式会社パノラボの流通管理も担う。 |
◉集客が難しいと感じる原因と対策
集客が難しいと感じるタイミングは、企業の業態や商品・サービスによって異なります。
しかし、すべてのケースに共通している原因は「視野が狭くなってしまっている」ということです。
具体的には次の3つタイミングが考えられますが、それぞれ取るべき対策が異なります。
・集客方法がありすぎて何から始めていいかがわからない ・やってみたがなかなか成果が出ない ・成果が以前より出なくなり、いくらやっても改善しない |
それぞれの状況について、くわしく見ていきましょう。
◉-1、集客方法がありすぎて何から始めていいかがわからない
まだ集客を始めていない企業が、これから新たに集客を始めようと思ったタイミングで「集客方法がありすぎて何から始めていいのか分からない」と感じることも多いようです。
このケースは、まだ何も集客方法を始めてもいないにもかかわらず、最初からつまずいてしまっている状態です。
このようなタイミングでの解決策は次の2つです。
◉-1-1、【解決策1】まず何かしら1つやってみる
解決策の1つは、まずは自社に合うと思われる集客方法を1つ選んでやってみることです。
まだ集客方法を始めていないので、どの集客方法が自社に合っているのかは分からないかもしれませんが、成果が出るタイミングの違いによって次のような大まかな目安があります。
自社の希望に応じてどちらかを選んで始めてみましょう。
・すぐに成果を出したい場合:Web広告(SNS広告含む) ・それほど急いでおらず数ヶ月かけて仕組みを作っていきたい場合:SNS運用やSEO対策 |
Web広告やSNS運用・SEO対策のそれぞれの具体的なやり方は、ネット検索するとYoutubeやWebページなどの解説記事を見つけることができます。
いずれも丁寧に解説されていますので、それを見ればやり方は分かるはずです。
代表的な集客方法とその特徴を、次表に簡単にまとめてみましたので参考にしてください。
集客方法 | 特徴 |
Web広告 | Web上の広告枠を買い取って広告を表示して集客を図る方法。費用が発生するがターゲットの属性に応じて広告を表示することができる。主なものとして、ディスプレイ広告とリスティング広告がある。 ・ディスプレイ広告:大手ポータルサイトなどの広告枠を買い取って広告を表示させるもので新聞広告などに近いイメージの広告。比較的高額で広告をクリックしたユーザーだけにリーチすることができる。・リスティング広告:検索結果の一覧ページに掲載される広告で、ユーザーの検索キーワードに連動して広告を表示することができる。検索結果で上位表示をさせるためには多額の広告費用を要することがある。 |
SNS運用 | 自社のSNSアカウントで情報発信をして集客を図る方法。SNSは情報の拡散性が高いため自社のアカウントをフォローしていない顧客にも情報が届く可能性がある。 |
SEO対策 | 自社サイトのHPやブログなどのオウンドメディアで情報を発信をして集客を図る方法。発信する記事にSEO対策を施して検索エンジンで検索した際にその情報が上位に表示されるようにして集客アップを狙う。 |
メルマガ | 自社のメルマガ登録会員宛に一斉に情報配信して集客を図る方法。メルマガの記事の中に集客したいイベントなどの案内文を記載する。メルマガが長文になるのを避けるために、イベント案内ページのリンクを張る方法もある。 |
▶SNS運用については、関連記事【SNS運用のやり方をとことん解説|フォロワーを集めてビジネスに繋げる成功法則とは?】をあわせて参考にしてください。
◉-1-2、【解決策2】専門家に相談する
もし「自社でやる時間がない」または「自社でやる自信がない」という場合は、まずは信頼できそうな集客の専門家に相談してみることをおすすめします。
特に「すぐに成果を出したい」という場合は、素人が手探りでいろいろと試行錯誤するよりは、短期間でサクッと成果を出すことができるでしょう。
◉-2、やってみたがなかなか成果が出ない
すでに何らかの集客方法に取り組んできたものの、あるタイミングで「やってみたがなかなか成果が出ない」と感じる企業もあります。
このケースは、すでに実施している集客方法で期待する効果が出ないというものです。
近年さまざまな企業が集客に取り組んでいますが、初心者がやったからといってすぐに成果が出るほど集客は簡単ではありません。
期待通りの成果を出すためには、基本的なやり方やノウハウなどのポイントを押さえるためにも専門家によるアドバイスを受けながら行う方が良いでしょう。
このようなタイミングでの解決策は次の2つです。
◉-2-1、【解決策1】専門家のアドバイスを受けてやり方を改善する
実施してきた集客方法で成果が出ない原因としては、「ターゲット設定が間違っている」「訴求が間違っている」「選択した手法が自社に合っていない」など実にさまざまな要因が考えられます。
この場合、専門的な知識がないと真の原因を見抜くことは難しいため、専門家に相談してアドバイスを受けながら集客方法を改善していくことをおすすめします。
◉-2-2、【解決策2】競合他社の真似をしてみる
実施してきた集客方法がうまく行かない場合は、素人考えでいろいろとやり方を変えてやってみても同様に効果が出ない可能性が高いものです。
この場合、競合他社がどのような集客方法を行なっているのかをリサーチして、そのやり方を真似してやってみるのもおすすめです。
競合他社の集客方法をリサーチできるツールは色々とありますので、まずは真似からやってみると効果が変わってくる可能性があります。
◉-3、成果が以前より出なくなり、いくらやっても改善しない
何らかの集客方法を実施していてそれなりの効果が出ていたものの、あるタイミングから成果が出なくなり、やり方を変えても改善しないというものです。
このケースでは、ネットの世界の技術革新は目覚ましいものがあり集客ノウハウについても陳腐化のスピードが非常に早いため、同じやり方を続けていたのでは効果が出にくくなっていることが原因です。
以前のような効果が得られないことから、色々と手を変え品を変えやってみても改善せず、「集客が難しい」と感じてしまうことが多いのです。
このようなタイミングでの解決策としては次の5つが挙げられます。
◉-3-1、【解決策1】ターゲティングや訴求などを抜本的に改善してみる
集客効果が出なくなったということは、以前に比べてターゲットに刺さらなくなったということです。
時間の経過とともにターゲットの趣味嗜好やトレンドは変わっていきますので、それに合わせてターゲティングや訴求などを見直していく必要があるのです。
この場合は、ターゲティングや訴求などの設定を変えてみると改善する可能性があります。
◉-3-2、【解決策2】データ分析を行いPDCAを回す
近年、顧客であるターゲットの趣味嗜好は多様化していますので、従来から行ってきた集客手法が、ターゲットの変化に追いついていない可能性があります。
この場合は、まずはターゲットに対してある訴求をしてデータの収集・分析を行い、次に別の訴求をしてデータの収集・分析を行うということを繰り返し、どの訴求が最も効果があるのかを見出す必要があります。
このように、データ分析を行ってPDCAを回しながら効果が得られるように改善を積み重ねていくのが唯一の近道です。
◉-3-3、【解決策3】1つの集客方法に偏らず、複数行ってみる
これまで行ってきた集客方法が「Web広告だけ」だった場合は、どうしても長期的に考えると集客単価が上がってきてしまう傾向があるため、広告の費用対効果は悪くなっていきます。
このように1つの集客方法だけに頼っていると集客成果が下がってしまったときに、売上や利益への影響が大きく出てしまうことになります。
これを避けるには、1つの集客方法に偏らず複数の集客方法を行ってみることです。
◉-3-4、【解決策4】代理店任せではなく自社でやってみる
実施している集客方法の運用管理を自社で行えば費用は発生しませんが、運用管理を代理店に任せると代理店に支払うフィーが発生してしまいます。
また、定期的にデータ分析を行って改善をしていかなければならないのに、代理店から送られてくるレポートだけを見て、改善も代理店任せにしていると細やかなPDCAが回せなくなってしまいます。
その結果、適切な改善が行われなかったりして、以前のような成果が得られなくなってしまうのです。
自社でWeb広告やSNS運用・SEO対策など行うなど、ある程度の内製化をするだけでもPDCAを回すことができるようになりますので、成果の改善につながる可能性が出てきます。
◉-3-5、【解決策5】デジタルだけではなく、アナログとの連携も検討してみる
誰でも手軽に始められる集客方法としては、Web広告やSNS運用・SEO対策などのデジタル施策がありますが、集客方法はデジタル施策だけではありません。
業種や商品・サービスの種類によってはデジタル施策よりもアナログ施策の方が良い効果が得られる場合もあります。
たとえば、競合他社との差別化が難しいコンサル業や保険代理店、士業、競合他社に大手が多い不動産業などには、デジタル施策とアナログ施策の連携がおすすめです。
実際に、次に紹介するようなデジタル施策とアナログ施策の連携で集客に成功した事例があります。
◉-3-5-1、事例1:不動産会社
不動産投資サービスを行っている会社の経営者は、収入は多いものの税金も高いという医師をターゲットとしてSNS等を利用した情報発信を行っていましたが、思うような集客ができずに悩んでいました。
あるきっかけからアナログで紙媒体の書籍出版がマーケティングに活かせることを知り、「高収入な医師に最も効果的な節税対策は不動産投資である」という書籍を出版。
書籍の企画段階からSNSなどを利用したデジタルプロモーションを行うことを決めて、書籍の出版時期に合わせて実施しました。
書籍出版後、これらの成果が表れて書籍を購入して読んだ医師からの問い合わせが殺到。
書籍の中では、高収入な医師の悩みとして高額な税金があること、最も効果的な節税対策が不動産投資であることなどを詳しく説明していましたので、読者は問い合わせ時点で十分な予備知識があり、ほぼ100%が成約につながるという大きな成果を得ました。
また、顧客の医師が知り合いの医師へ口コミをしてくれて評判が広がり、新規の顧客獲得にもつながっています。
◉-3-5-2、事例2:保険代理店
主に法人保険を取り扱っている保険代理店の経営者は、保険業界の実態と保険業界に定着している「成果報酬型」という給与体系を「一律報酬型」に変えることによって業績向上ができるという内容の書籍を出版。
つまり、一部のスーパー営業マンに頼った経営ではなく、全社員をアベレージヒッターに育成することによって全社員総当たりの経営に変えることができ、さらに業績も向上するということを自身の実績にもとづいて訴えたのです。
また、従来からSNSなどのデジタル媒体による情報発信を行っていましたが、1つ上のステージに上がることを目指してアナログ媒体の書籍を出版したという狙いもあります。
書籍の出版によって自社に対する信頼感が向上して大口契約の成約につながったり、顧客から経営にまで踏み込んだ相談を受けることが増加。
また、保険業界内部からも一目置かれる存在になり、他の保険代理店からコンサル契約を新規で受けたり、大手の保険会社から社内セミナーの講師を依頼されたりする機会も増えました。
このように、従来から行っていたデジタル施策とアナログ施策をうまく活用したマーケティングを行うことによって業績の向上を図ることができ、人材の採用や定着にも良い影響が出ています。
◉-3-5-3、事例3:経営コンサルタント
建設業を対象にコンサルティングを行っている経営者は、従来からホームページやSNSを使って情報発信をしていたものの期待通りの集客効果が得られないため、商圏の拡大と業界内での知名度向上を狙って書籍を出版。
ターゲットを明確にするために書籍のタイトルに「建設業のための」という文言を入れたことが功を奏して、出版翌日から多くの問い合わせにつながりました。
顧客は書籍を読んでから問い合わせをしてきますので、詳しい説明をする必要もなく9件の顧問契約の獲得に成功。
また、建設業のコンサルティング会社としての知名度も上がりブランディングにも成功しました。
◉【まとめ】集客が難しい、と感じたらマーケティングのプロにまず相談してみよう!
本記事では「集客が難しい」と感じてしまう原因と解決策について、3つのタイミングに分けてくわしく解説しました。
「集客が難しい」と感じるタイミングは、「集客方法を始める前」「集客方法を始めたものの成果が出ないとき」「集客方法の成果が出なくなったとき」の3つに大別することができます。
記事の中では、それぞれのタイミングについて複数の解決策を提示しましたが、「記事を読んでもどうすれば良いかわからない」という場合は、マーケティングのプロへの相談がおすすめです。
フォーウェイは、デジタルマーケティングとアナログマーケティングを組み合わせた集客方法に精通しています。
集客でのお悩みなら、フォーウェイまでご相談ください。
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