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2026.04.03
ブランディングの成功事例10選!AI時代に選ばれる企業の戦略

デジタル化が進み、多くの企業がSNSや広告を活用した情報発信を強化しています。
しかし、デジタル施策による認知拡大が、そのまま信頼の構築や事業成長に直結するとは限りません。
成長を続ける企業は、自社の立ち位置や提供価値を明確にし、社会に対して一貫したメッセージを発信しています。
この記事ではブランディングの成功事例を通じて、AI時代に選ばれる企業になるための戦略について詳しく解説します。
目次【本記事の内容】
- 1.【業種別】ブランディングの成功事例10選
- 1-1.【コンサル】出版2週間で重版!保険代理店向け新規事業を加速させた事例
- 1-2.【士業】「海外進出支援の専門家」としての認知が広がった事例
- 1-3.【美容】顧客ロイヤリティを高め、リピート率向上を実現した事例
- 1-4.【投資】医師向けに特化した出版で権威性を確立し、大型成約を実現した事例
- 1-5.【不動産】理念に共感した人材を獲得し、定着率を高めた事例
- 1-6.【金融】「FinTechの第一人者」としての地位を確立した事例
- 1-7.【健康】耳ツボダイエットの有用性を訴求した事例
- 1-8.【予備校】競合と一線を画すポジションを築いた事例
- 1-9.【食品】アパレルのイメージを払拭し、「食のブランド」としてのポジションを確立した事例
- 1-10.【医療】レーザー白内障手術の認知拡大と、全国からの問い合わせ・来院につながった事例
- 2.AI時代だからこそ、書籍によるブランディングが効果的!
- 2-1.生成AIにより「情報の価値」が下がり、逆に「信頼の価値」が上がっているため
- 2-2.本を出版することで「著者」の肩書きがつく
- 2-3.紙離れが進んでいるからこそ、紙媒体の価値は高まる
- 2-4.デジタル施策と競合せず、相乗効果を生む
- 3.成功事例に見るAI時代のブランディング成功の秘訣
- 3-1.「本を出すこと」を目的にしていない
- 3-2.書籍を届けるマーケティング設計が出版前からされている
- 3-3.一貫したメッセージを書籍を起点に発信し続けている
- 4.【まとめ】ブランディング事例を参考に書籍出版を検討しよう
執筆者:仲山洋平(株式会社フォーウェイ代表取締役、クリエイティブディレクター)![]() 慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月には「日本の地域ビジネスを元気にする」というビジョンを掲げ出版社パノラボを設立。 |
【業種別】ブランディングの成功事例10選

ここでは、ブランディングに成功した事例10選を業種別に紹介します。
- 【コンサル】出版2週間で重版!保険代理店向け新規事業を加速させた事例
- 【士業】「海外進出支援の専門家」としての認知が広がった事例
- 【美容】顧客ロイヤリティを高め、リピート率向上を実現した事例
- 【投資】医師向けに特化した出版で権威性を確立し、大型成約を実現した事例
- 【不動産】理念に共感した人材を獲得し、定着率を高めた事例
- 【金融】「FinTechの第一人者」としての地位を確立した事例
- 【予備校】競合と一線を画すポジションを築いた事例
- 【建設】経営者のストーリー発信により、建設業界で注目を集める存在となった事例
- 【食品】アパレルのイメージを払拭し、「食のブランド」としてのポジションを確立した事例
- 【医療】レーザー白内障手術の認知拡大と、全国からの問い合わせ・来院につながった事例
それぞれの事例について詳しく見ていきましょう。
◉-1、【コンサル】出版2週間で重版!保険代理店向け新規事業を加速させた事例
新規にコンサル事業を立ち上げた保険代理店は、新規顧客の開拓に課題を抱えていました。
そこで、自社の人材育成手法や組織づくりの考え方を体系化した書籍『人材が続々集まる、メキメキ育つ!スゴい保険代理店経営』を出版し、ターゲット層へ直接届けるという方法を選択しました。
保険業界で当たり前となっていた成果報酬制を一律報酬制に変えることで業績が向上した自社の事例も紹介。
その結果、出版後2週間で重版が決定し、問い合わせや講演依頼、既存顧客からの紹介、商談機会も増加しました。
さらに、本を読んで共感した人材からの応募が増え、採用の質も向上しました。
書籍出版はブランド確立だけでなく、新規顧客の開拓、人材採用といった事業運営上の課題を解決する施策となったのです。
【事例コラム】大口案件の集客、人材採用、大手企業からの講演依頼!出版ですごいことになった保険代理店
◉-2、【士業】「海外進出支援の専門家」としての認知が広がった事例
専門性や支援内容を明確に伝え、ターゲット層に的確に届ける手段として、書籍『次世代リーダーが知っておきたい 海外進出“失敗”の法則』を出版しました。
出版前は「規模の大きい企業へのアプローチが難しい」という課題があったものの、書籍を通じて自身の専門性を体系的に示すことができるようになりました。
出版後は顧客との接点が増え、セミナー講師や商談機会が広がることに。
提案時に書籍を活用することで、商談の確度が上がったと実感したとのことです。
また、地元新聞やラジオなどのメディア露出が続き、「海外進出支援の専門家」という立ち位置も確立できました。
【事例コラム】出版をきっかけにメディア取材が続々、著名人との対談も実現!”海外進出の第一人者”のポジションを得た公認会計士
◉-3、【美容】顧客ロイヤリティを高め、リピート率向上を実現した事例
美容・健康食品を扱うある企業は、商品の販売拡大だけでなく、長期的なブランド構築と信頼性向上に課題を抱えていました。
そこで、代表自身の人生経験をもとに、女性の悩みに寄り添い解決へ導く内容をまとめた書籍『女性の悩み解決大全』を出版。
既存顧客向けには、書籍プレゼント企画などを実施しました。
中高年女性を中心としたターゲット層に「女性の人生における悩み解決」をコンセプトとして訴求しました。
すると、Amazon予約段階で重版が決定するなどの注目を集め、メディア露出や著名人との接点も拡大。
また、既存顧客向けの書籍プレゼント企画は応募が想定の6倍となり、240人以上に配布されました。
書籍を通じて商品理解が深まったことで既存顧客のリピート率が向上し、競合との差別化ができました。
【事例コラム】”書籍無料プレゼント”に想定の6倍の応募、リピート率アップにインパクト!サプリメントメーカーの出版プロジェクト
◉-4、【投資】医師向けに特化した出版で権威性を確立し、大型成約を実現した事例
不動産投資事業を展開する企業は、新規顧客獲得はほぼ紹介のみで、初回紹介から受注までの関係性づくりに時間がかかっていました。
そこで、代表者自身の投資ノウハウや独自スキームを体系化した書籍『収益と節税力を最大化 医師の不動産投資超入門』を出版し、医師向けに届ける施策を実施。
その結果、書籍読者からWebサイトへの直接問い合わせが発生し、面談後に投資用区分を10戸購入する高額案件の成約も獲得。
書籍読者からの反響による問い合わせだけで発売6か月で約10億円の売上に達したといいます。
その他広告施策の効果が乏しい中、書籍が信頼獲得の材料となり、医師向けのブランディング強化につながりました。
さらに1冊目の反響を受け、医師向けのブランディング施策として第二弾の制作も決断しました。
◉-5、【不動産】理念に共感した人材を獲得し、定着率を高めた事例
ある不動産業者は大企業から独立した著者の実体験をもとに、採用強化と定着率向上を目的に書籍を出版しました。
安定・やりがいを求めて転職を考える層に向けたメッセージを発信。
自社の理念や働き方を一冊にまとめ、全国書店での展開や新聞広告と連動させることで、ターゲット層への接点を広げました。
すると、企業の価値観に共感する人材からの応募が増加し、セミナーとの相乗効果で6名が体験入社し、そのうち3名の採用が決定するなど、理念に共感した人材の獲得につながりました。
社員や家族からの信頼が高まり、社内モチベーションの向上にもつながりました。
さらに書籍の反響を受けて第2弾出版へと展開しています。
◉-6、【金融】「FinTechの第一人者」としての地位を確立した事例
ITベンチャー経営者としての著者ブランディングと、FinTech分野の啓蒙を目的に書籍を出版しました。
金融とITの両分野にまたがる知見を体系化し、中小企業経営者層に届く売場展開や新聞広告と連動させることで、狙った読者層へ届けることに成功。
全国から問い合わせや反響が寄せられ、金融機関とITベンチャー双方の知見を持つ専門家としての立ち位置が明確化しました。
書籍が大学講義のサブテキストに採用されたり行政との接点創出にもつながり、信頼性と認知度が向上しました。
◉-7、【予備校】競合と一線を画すポジションを築いた事例
ある予備校では、医学部受験生の集客強化と競合との差別化を目的に書籍を出版しました。
少人数制では実績を伝えにくいという課題に対し、「逆転型受験生を合格に導く」という明確なコンセプトを打ち出し、指導ノウハウを体系化。
新聞広告や書店展開と連動させ、ターゲット層に届けるようにしました。
すると「逆転型」という独自ポジションが確立し、問い合わせが2倍に増加。
書籍を読んだ上で面談に訪れる受験生が増え、入塾にもつながりました。
販売好調を受けてテーマを変えた2冊目も出版し、ブランドを継続的に強化しています。
◉-8、【建設】経営者のストーリー発信により、建設業界で注目を集める存在となった事例
湘南エリアで事業を拡大していた建設会社は、慢性的な人材不足と若手採用の強化に課題を抱えていました。
そこで代表自身の創業ストーリーや経営に対する考え方を一冊にまとめて出版。
人物像や価値観まで伝えることで、企業の方向性を明確に打ち出しました。
その結果、応募者が書籍を読んだうえで面接に臨むようになり、採用決定率が向上。
年間500万円以上かけていた採用エージェント費用がゼロになりました。
地元湘南の新聞をはじめ複数のメディアから取材依頼があり、認知アップの効果を実感しました。
あわせて湘南エリア外からも工事依頼が来るようになり、商圏拡大にもつながっています。
◉-9、【食品】アパレルのイメージを払拭し、「食のブランド」としてのポジションを確立した事例
ある食品ブランドは、トートバッグのヒットによって広がった「アパレルブランド」というイメージを刷新し、「食のブランド」としての立ち位置を再定義するために公式BOOKを出版しました。
生産者のこだわりやブランドの思想を体系化し、レシピやストーリーを通じて世界観を可視化。
店舗展開やメディア施策と連動させ、ターゲット層に多面的に届ける施策を実施しました。
施策を通じて、書籍は24,000部を突破し、多くの読者の手に届きました。
その結果、「食のリーディングカンパニー」というポジションが明確になり、新規顧客層の獲得と認知拡大に成功しました。
さらに、それまで購入者の多くを女性が占めていましたが、施策後は男性購入比率が30%に達するなど客層も広がりました。
◉-10、【医療】レーザー白内障手術の認知拡大と、全国からの問い合わせ・来院につながった事例
ある眼科医は、自身のブランディング強化とレーザー白内障手術の集患を目的に書籍を出版しました。
自由診療である「プレミアム白内障治療」について基礎知識から丁寧に解説し、ターゲット層を意識したタイトルと構成で発信。
全国書店での展開や新聞広告、セミナーと連動させることで、関心度の高い読者に届けるようにしました。
また、クリニック沿線の書店での販売を強化しています。
こうした展開の結果、出版後は読者からの問い合わせや来院が毎日のように発生し、レーザー白内障手術について相談される機会が増えました。
書籍は7刷重版、約3万部を達成し、全国からの集患とブランド強化につながっています。
AI時代だからこそ、書籍によるブランディングが効果的!

紹介した成功事例に共通しているのは、書籍を通じて自社の魅力や提供価値を明確にしている点です。
書籍によるブランディングが効果的な理由として、次の4つを挙げることができます。
- 生成AIにより「情報の価値」が下がり、逆に「信頼の価値」が上がっているため
- 本を出版することで「著者」の肩書きがつく
- 紙離れが進んでいるからこそ、紙媒体の価値は高まる
- デジタル施策と競合せず、相乗効果を生む
以下で、詳しく見ていきましょう。
◉-1、生成AIにより「情報の価値」が下がり、逆に「信頼の価値」が上がっているため
生成AIの普及により、誰でも一定水準の情報を発信できるようになったため、情報そのものの価値は下落傾向にあります。
一方で、受け手は「誰が」情報を発信しているかを重視する傾向が強まってきています。
そこで効果を発揮するのが書籍の「信頼性」です。
書籍は「企画」「編集」「校正」という複数の工程を経て出版される媒体です。
さらに、本を出しているということから「その道の専門家である」というイメージを持たれます。
情報過多のAI時代において、紙媒体の書籍は発信者の信頼性を示す手段となり、他社との差別化につながります。
◉-2、本を出版することで「著者」の肩書きがつく
本を出版すると、「専門家」というだけでなく「著者」という肩書きがつきます。
著者という立場は、「その分野の代表的存在」という印象を持たれやすく、業界内での立ち位置を際立たせるものです。
たとえば「繁盛飲食店にするには集客するな!」というテーマで書籍を出版すれば、「集客施策に頼らず繁盛飲食店をつくる専門家」という認知が広がります。
業界での認知が広がるにつれ、メディア取材や講演依頼にもつながりやすくなります。
▶︎認知拡大の詳細については、関連記事【第一想起を獲得する方法とは?おすすめマーケティング施策と成功事例】もあわせて参考にしてください。
◉-3、紙離れが進んでいるからこそ、紙媒体の価値は高まる
デジタル化が進み、多くの情報がスマホやPCで手に入る時代になりました。
電子出版市場は右肩上がりで成長を続けていますが、その内訳を見ると約9割をコミックが占めています。
一方、出版科学研究所の統計「日本の出版販売額」によれば、出版市場全体の販売シェアにおいて「紙の書籍」は37.8%を占めるのに対し、「電子書籍」はわずか2.9%にとどまっています。
つまり、ビジネス書や実用書といった「文字を通じて情報を得るメディア」としては、今なお紙の書籍が圧倒的な支持を得ているのが実情です。
紙媒体の書籍や冊子は、形として残り繰り返し読み返されやすい特性があることから、「あえて手に取る特別な媒体」としての存在感を高めています。
情報があふれる時代だからこそ、紙ならではの重みや信頼感が印象に残りやすく、差別化にもつながるのです。
そのため紙媒体は今、希少性を備えたブランディングツールとしてあらためて注目されています。
◉-4、デジタル施策と競合せず、相乗効果を生む
書籍は紙媒体のアナログ施策です。
デジタル施策と対立するものではなく、むしろ効果を高める基盤となります。
書籍があることで専門性や信頼性が可視化され、メディア取材や講演依頼、商談の場でも評価されやすくなります。
書籍で自社の考え方や実績を深く伝え、オンライン施策と連動することで、情報に一貫性が生まれ、ブランド価値を高めることができるのです。

成功事例に見るAI時代のブランディング成功の秘訣
書籍を活用した成功事例に共通する要因をまとめると、次の3つになります。
- 「本を出すこと」を目的にしていない
- 書籍を届けるマーケティング設計が出版前からされている
- 一貫したメッセージを書籍を起点に発信し続けている
以下で、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
◉-1、「本を出すこと」を目的にしていない
成功している企業は、書籍の出版そのものをゴールにしていません。
あくまで専門分野でのポジション確立や成約率向上、採用強化といった明確な事業目標を達成するための手段として書籍を位置付けています。
そのため、企画段階から「誰に何を届け、どんな行動を促したいのか」が設計されており、出版後の成果につながっています。
◉-2、書籍を届けるマーケティング設計が出版前からされている
書籍を出版するだけでは、ブランディング効果は限定的です。
成功事例に共通しているのは、ターゲットに確実に読んでもらうための導線を設計している点です。
商談時やセミナーでの配布、デジタル広告との連動など、複数の接点を通じて書籍を戦略的に活用することで、ブランドメッセージを浸透させています。
◉-3、一貫したメッセージを書籍を起点に発信し続けている
ブランディングにおいて重要なのは、実績だけではなく、背景にある思想や価値観です。
成功している企業は、経営理念や創業の想い、業界への問題意識などを一貫したコンセプトとして整理し、明文化できるようにしています。
その上で、書籍に落とし込み、揺らぎのない内容としてはっきりと打ち出していきます。
こうした発信をし続けた結果、「何をしている会社か」だけでなく、「どんな信念を持つ存在か」が市場に伝わり、強いブランドとして認識されるようになっていくのです。
◉【まとめ】ブランディング事例を参考に書籍出版を検討しよう
この記事ではブランディングの成功事例10選を通じて、信頼がどのように築かれ、選ばれる企業になったのかを詳しく解説しました。
企業が持続的に成長するためには、認知の拡大にとどまらず、自社の理念や戦略を体系的に示し、社会に対して明確な立場を表明する必要があります。
書籍出版は、こうした「企業が伝えたいメッセージ」を一冊にまとめて顧客に届ける手段です。
さらに、長期的に顧客の手元に残って参照される手段となります。
フォーウェイでは、企画立案から制作・流通までの一貫した「ブックマーケティングサービス」を提供しています。
書籍という形に落とし込むことで、企業の理念や強み、提供価値を体系化し、ターゲットに深く届くストーリーとして発信することが可能です。
自社の価値を明確にし、選ばれるブランドへと進化させたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。


