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2025.05.01
Interview
【事例コラム】出版をきっかけにメディア取材が続々、著名人との対談も実現!”海外進出の第一人者”のポジションを得た公認会計士

こんにちは!フォーウェイグループ広報チームです。
今回は、フォーウェイグループのブックマーケティングサービスで大きな効果をあげられた、公認会計士の森大輔先生にお話をうかがいました。
独立会計士としての事業を立ち上げるにあたってのマーケティングツールとして、書籍をフル活用した経緯を聞いてみます。
事業立ち上げの起爆剤として出版を決意
ーー独立一年目のタイミングで、出版というマーケティング手法を選択された経緯をお聞きできますか?
ー森
最初から「出版」という手段が頭にあったわけではないんです。
ただ、事業の立ち上げにあたって、自分のコンセプトを世の中に強く発信する必要性は感じていました。
というのも、私は公認会計士ですが、米国や英国でキャリアを積んできて、日本企業の海外グループ会社の監査という特殊な領域に取り組んできたんです。
いわば「日本人が海外に出てビジネスをするにあたっての専門アドバイザー」なわけですが、ファームから独立するとどういう枠組みで誰にサービスを提供できるのかがちょっと伝わりづらい。
ホームページからの問い合わせは個人の方の相談だったりしますし、一定以上の規模感がある企業が顧客候補になるため、無闇に営業をかけたところで…と悩んでいました。
ーーそこで「本」にピンときたと。
ー森
はい。お話を頂いて「これだ!」とすぐ思いましたね。
自分が顧客に提供できる価値を一冊の本にまとめられるわけですから。その当時やっていた商談を想像して、著書を出して「私はこういうプロなんです」と言うことができたらどんなに提案がやりやすいだろうと。本がビジネスに使えるイメージは明確に湧きましたね。
また、同業の会計士仲間に対するアピールとしてもすごく良いなと思いました。
公認会計士は請けている仕事のうち専門外の部分をお互いに回し合う文化があるので、横のつながりに向けて「自分はこの領域で開業しているよ!」という旗印を掲げられるメリットは大きいんです。
ーー事業の立ち上げと並行する形で、1年半ほどをかけた丁寧な書籍制作になりました。制作中のことで何か印象に残っていますか。
ー森
いやあ、よく形にしてくれたなと(笑)
出版しよう!という決断はすぐにできたものの、「海外」というキーワードを除いて、どんな本にするのかまったくイメージできていない状態で制作がスタートしましたから。
最終的には「実際の体験談をもとにして、海外進出した日本人が『失敗』するストーリーを小説風にまとめる」という方向性の企画になったんですが、ここに至るまでに編集者さんとライターさんが色々な提案をしてくれました。
決定した方向性については「なぜそうあるべきか」をフォーウェイさん側がすごく緻密に説明してくださり、納得して決められましたね。本の企画については素人なのでわかりませんが、十分な判断材料を提供してくださったので安心して決められました。
ーーそんな制作期間を経て、いよいよ出版。プロモーション関係も先生とたくさん話し合って決めましたね。
ー森
そうでしたね。私が会計士事務所を立ち上げて独立した拠点は東京ですが、同時に地元である愛知県の、税理士法人を主体とした企業グループの代表という顔も持っているので。東京と愛知の2エリアでどうプロモーションをかけていくか、私自身が持っている人的アセットをどう活用していくか。色々と要望も言わせていただきましたが、すべて迅速に動いてくださって感謝しています。
出版して最初に動きがあったのが、会計士仲間でしたね。
SNSなどを使って同業の会計士に書籍を配る動きを発売時にやっており、皆さん拡散に協力してくれました。
すぐにセミナーの講師として呼んでもらえてそこから商談に繋がったりと、出版効果が出るスピードに少し驚いたくらいです。
ーー先生の拡散のおかげで、この本は発売一週間でAmazonだけで150冊以上売れましたから。そんなことは商業出版でもなかなかありません。
ー森
いやいや、私なんてたいした拡散力ではないです。
その後も、期待していたとおり、見込み客への提案時に本を配ったりする活動で、商談の確度が大幅に上がった実感はありますね。
さらに、本を出したおかげでメディアさんからの取材が来たのは、想像以上の出版効果でしたね。
まず、地元のエリア新聞に取り上げられました。続いては、なんと中日新聞さんに掲載してもらいました。そのほかにもラジオ局のFM軽井沢、講談社さんのクーリエ・ジャポン(https://courrier.jp/overseas/395002/)など…反響はとても大きかったです。こんなにたくさん拡散されるとは、思ってもみませんでした。
ーー広告ではないメディア露出はお金を払えばできるものではありませんから。先生のお力です。
ー森
本業の営業活動はある程度の規模がある企業の決裁者レベルが相手になるんですが、本はあえて一般のビジネスパーソンにも伝わるような内容にしたのが良かったのかもしれませんね。
国際派の多い東京と名古屋を中心に大きく露出できたのは、狙いどおりでした。
出張族がよく訪れる書店を分析して重点アプローチをかけてくれたりと、そのあたりはフォーウェイさんのプロフェッショナリズムを感じましたね。
私は公認会計士といっても、独立したばかりの単なるいち人間ですから。
著書なしにここまでのチャンスをつかむことは、ちょっとできなかったと思いますよ。
ーー出版して半年で成功事例としてインタビューさせていただくのも、実はかなり早いタイミングです。それだけ大きな効果がすぐ出ていたので。
ー森
そうなんですか!
もちろん引き続き本をフル活用すべく私自身も頑張っていきますが、現時点でけっこう自分の認知度が上がった実感はあります。
なんというか、紹介案件にしても何にしても、ビジネスに有益な出会いに必ず本の話題がくっついてくる感じですね。
自分自身の事業軸も書籍制作によって明確になり、さあ拡大するぞ!とモチベーションが湧き上がっています。
ーーそれは素晴らしい。最後に何か伝えたいことはありますか。
ー森
欧米を中心とした海外では、公認会計士をはじめとした会計業界の人気や認知度が日本よりもはるかに高いんです。
自分の活動を通じて、日本における業界全体の認知度を上げて、公認会計士をもっと人気の職業とする。それが私の夢です。
その夢の足がかりとして事業を立ち上げるため、書籍は大きな役割を果たしてくれました。長期的な認知拡大のきっかけになるツールとして、本にはこれからも期待しています。
仕事の実績が増えたら数年後には2冊目を出したいですね。
ーーその時はぜひ、またお手伝いさせてください!本日はありがとうございました。
【ブックマーケティング著者のご紹介】 社名:森大輔公認会計士事務所 (MD C.P.A Office) 事業内容:各種財務諸表監査、内部統制監査・内部統制構築及び改善支援、内部監査支援、ガバナンス構築支援・ERM、会計・財務報告アドバイザリー業務、社外役員、会計顧問、上場支援(Nasdaq上場含む)、M&A、税務 代表者(著者):所長 森大輔 URL:https://www.md-cpaoffice.jp/ 書籍(Amazonページ):https://www.amazon.co.jp/dp/4910786074/ グループ会社URL:https://smash-gr.com/ https://smash-international.com/ SNS:https://x.com/TomeCPA |
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インタビュアー/執筆者: 仲山洋平(株式会社フォーウェイ代表取締役、クリエイティブディレクター) ![]() 慶應義塾大学経済学部卒業。清水建設株式会社を経て、幻冬舎グループ入社。企業出版の編集者として金融、IT、不動産、企業創業記などを中心に200冊以上の書籍を担当。2020年2月、東京編集部責任者を最後に幻冬舎グループを退職し、出版プロデューサー・マーケティングアドバイザーとして創業。同年9月、株式会社フォーウェイとして法人化、代表取締役に就任。2021年11月には「日本の地域ビジネスを元気にする」というビジョンを掲げ出版社パノラボを設立。 |
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